シグナルトレードとは、トレーダーが配信する売買の指示に従って取引するというインチキ商法です。
シグナルトレードはトップトレーダーの取引をそっくりそのままコピーできるというのが謳い文句です。ネット広告では「今すぐメルマガに登録すれば100%勝てる!」など、さまざまな煽り広告が掲載されています。トレーダーの成績や購読者数、ユーザーのコメントなどがプラットフォームに掲載されているものもあります。
それが本当ならばいいのですが、架空の成績表や購読者数、あるいはそのプロトレーダーの存在自体が信じられるものかどうか、疑問をもって臨むべきです。
シグナルトレードの仕組み
仕組みを少し説明します。ユーザーがシグナル配信に登録すると毎朝メールが送られてきます。たとえば「本日中にドルが110円を超えたら買い、利確は111円、損切りは109.5円」といった具体的な指示です。情報料は外国からの配信の場合は月額30ドル程度、国内のものでは月額数千円~数十万円までと幅広い料金設定になっています。
シグナルトレードが危険である理由
配信メールの情報が正しい情報なのかどうかはさっぱりわかりません。その根拠も示されていないのです。またメールの情報には、ただ売り買いの指示があるだけで、取引の大きさは個人の資金によって変わってくるため、取引量の指示はありません。
このサイトでは、FXのリスクは「(損切り額)×(取引量)」であると口を酸っぱくしてお伝えしていくつもりですが、シグナルトレードはこの基本的要素を完全に無視しています。
ユーザーに対するコーチングの形式をとりながら、もっとも重要なポイントを外しているわけであり、まさにこの点がシグナルトレードが信用できない根拠なのです。
要するに騙される方が悪いのです!
FXでは、世界中のトレーダーが様々な手法を組み合わせてトレードしています。
ファンダメンタルズ分析や、テクニカル分析を取り入れた裁量トレード手法や、MT4をプラットフォームにした自動売買システムトレード手法など、現在たくさんのFX情報分析がおこなわれています。
これらの分析こそが、FXの面白さだと思うのですが、理解しなければならない内容が多かったりするため、手軽に不労所得を得られるというインチキ情報の罠にかかって、ほとんど競馬の予想屋のようなシグナルトレードに安易に飛びつく人がいるのです。
なんとなく情報料が高い方が的中率が高いように思うのでしょうか、料金の高いシグナルトレードのほうが人気だと聞きますがいかにも浅はかです。
シグナルトレードはゼッタイダメ。100%詐欺商法です。勝ち負け半々の確率ですからたまには当たりますが、根拠も不明で結果はすべて偶然です。しかも情報料の多寡は的中率とは無関係です。

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