FXで通貨購入を注文する場合、指定したレートで約定するとは限りません。それにはFX会社のシステムやサーバの性能が関係しているのですが、要するに注文ボタンを押してからFX会社のシステムが注文を認識するまでの間にタイムラグがあり、その間に相場が動いてしまうのです。このタイムラグのことをスリッページといいます。
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FX会社のシステムや相場、PC環境でスリッページが変わる?
FX会社のサーバー性能の違い
FXで通貨購入を注文する場合、指定のレートで約定するとは限りません。それにはFX会社のシステムやサーバの性能が関係しているのですが、要するに注文ボタンを押してからFX会社のシステムが注文を認識して約定するまでの間に、タイムラグによって、価格が動いてしまうことがあるのです。
現実的にはタイムラグを完璧に防ぐことはできませんが、できるだけスリッページの発生率が少ない、すなわちタイムラグの小さいFX会社を選ぶことで対応するしかありません。
動きの大きい相場で変わるスリッページ
システム的な問題で、指値注文をおこなうとスリッページしにくくなり、逆指値注文の場合はスリッページが起こりやすくなるといわれています。とくに変動率が大きい相場ではスリッページの幅が大きくなります。相場が暴落した際などは、スリッページによって逆指値注文が間に合わないケースも考えられます。
編度の幅が大きいマイナー通貨のトレードの際も注意しましょう。
実はトレーダーのネット環境による差が大きい
スリッページが発生する最大の原因はFX会社のシステムの問題ではないかもしれません。実はタイムラグが発生する一番の原因は、トレーダーのパソコンやネット環境の差である可能性があるのです。
トレードを開始する前に今一度、ご自身のパソコンや通信環境のチェックをしてみてください。また、不慮のPCトラブルに備えて、自身のパソコンのほかバックアップ用にスマホをスタンバイしてチャンスを逃さないようにトレードできる体制をつくっておきましょう。
スリッページが発生しやすいシチュエーションと注意すべきポイント
技術的な面以外では、トレードの集中による渋滞も考えられます。
たとえば、アメリカの相場で重要な経済指標が発表された直後にはトレードが集中します。ニューヨーク市場が活発になる日本時間22時以降は、とくに売買が集中するためスリッページが大きくなるので注意が必要です。
もっともスリッページの結果がマイナスに働くだけとは限りません。たまたまラッキーなことに、約定したタイミングで得をしたというケースがないわけではありません。しかし、スリッページによってたまたま有利な買い付けができたとしても、決して喜ばしいことではありません。
なぜなら、トレーダーとしては想定していた相場で売買することが基本なのです。結果論での勝ち負けで一喜一憂するのでは丁半博打と変わらなくなってしまいます。また、不思議なことに、スリッページで得をするケースは少なく、損をするケースのほうが断然多いというのが現実です。
したがって、結論としてはできるだけスリッページの幅が小さくなるFX会社を選択すべきだということです。各FX会社のシステムのスピードや操作性についてはネットでさまざまな情報が流通しているので、会社選びの際の参考にしてみましょう。
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