猫道場が損切りの重要性を繰り返し力説している理由について

FXの基礎編

これまでもお伝えしてきた通り、FX投資の世界で勝つために一番重要なルールは損切り(ロスカット)です。適切な損切りができなければ、すぐに奈落の底に突き落とされるのがFX投資です。

人間が感情の動物である限り、さまざまな誘惑に負けて相場で大きなマイナスを喰らう可能性が常にあります。したがって、そうならないためのルールづくりが重要になるわけです。

なぜ損切りが重要なのか

FXにおいて勝率は関係ない

FX投資において、すべての取引で勝つことは不可能です。どんな上級者でも読みを外すことはあります。トータルの結果に差が出るのは、読みを外したときの対応が、初心者と上級者とでは決定的に違うからです。

それは、負け額を最小限に抑えられるかどうかという一点に尽きます。

負けを小さく抑えつつ、勝つ時はしっかり勝っていく。これを繰り返してトータルでプラスにしていくのがFX投資の王道です。勝率は重要ではありません。

極端な話、10回取引して9回負けても、残りの1回で大きく勝ってトータルでプラスになれば、それでOKなのです。それとは逆に、10回取引して9回勝っても、1回の利益が数百円と小さければ、一度数万円の負けを喰らうだけで一気にトータルでマイナスになってしまいます。

トータルでプラスに持っていくためには、負ける時の負け額をいかに抑えることができるかが重要であり、そのために、「損切り」という技術が非常に重要になるのです。

自分のルールを決めて実践することが重要

それでは、実際どのようにして損切りをしていけばいいのでしょうか。適切な損切りを行なっていくために必要なものは、あらかじめ自分なりの損切りのルールを明確にしておくことに尽きます。

どの程度までマイナスになったら損切りをするか?」というルールを決め、そのルールを信じて守ることが重要です。人間の意思というのは非常にもろいものですが、感情を抑えて損切りルールを必ず守ることができるのが上級者の証拠だといえます。

どのような損切りルールを設定すべきか

ルールの内容については、とくに決まりはなく、「自分の資金力」や「相場状況」を考慮して損切りする目安を設定します。たとえば、このような基準を設定するケースが多いです。

1 トレードした時点から○○pips下がったら損切りする
2 為替差損が○万円を超えたら損切りする
3 総資金の○○%を失ったら損切りする
4 抵抗線に向かって○円回復したところで損切りする

これだけではイメージしづらいと思いますので、下記のような実際のドル/円チャートで、上記4のパターンを解説してみましょう。

損切りの目安

今回、トレーダーは108円でドルを買っています。その後、ドルが値下がりをし、現在は106円台にあり、含み損のある状況です。

この相場は、106円中盤~107円あたりまでドルが上がると跳ね返される状況を繰り返しています。「跳ね返されて反転する」ラインを、抵抗線(レジスタンスライン)と呼びます(画像の黄色い線が引いてあるライン)。いずれにしても108円台までは回復しそうにないので、キズが大きくならないうちに売りたいところです。

こういう相場状況の場合、この先106円中盤あたりまで上がってきたタイミングで損切りを仕掛けるのが有効です。そろそろまたドル安に向かう可能性があるし、かりにもう少し上がって107円あたりまできても、今までの相場の動きを鑑みると、跳ね返されて反転する可能性が高いと考えられます。

このような場面で、「ひょっとするともう少しドル高になって108円まで、あるいはそこまで行かなくても107円台中ほどまで回復するかもしれない…」といった悪魔の誘惑に耐えられるかどうかが問題になるわけです。

そこで、「ひょっとすると」を排除して「抵抗線に1円回復したあたりまで上がってきたら損切りしよう」というルールを適用するわけです。

猫道場おススメの「損切り2%ルール」

猫道場がおススメするのは「損切り2%ルール」です。オーソドックスなルールであり、成功しているトレーダーの多くが採用しているという経験則によるものです。

実際問題として、初心者トレーダーが独自の損切りルールを確立することは難しいですから、最初は非常にシンプルで運用も簡単な2%ルールを試したうえで、自分のトレードスタイルが確立したら、あらたなルールを採用する方法もアリだと思います。

「2%損切りルール」については別項で説明していますので、参考にしてみてください。

損切りの設定はかならず事前に済ませる

24時間ひと時も離れずに相場をチェックすることは不可能です。夜寝ている間に突発的な世界的事件が発生し、目覚めたらとんでもない損失が出ていたなんてことも充分あり得ます。

したがって、損切りの設定はポジションを建てた(新規での売り買い)と同時に済ませておきましょう。ほとんどのFX口座で自動決済の設定ができます。

とにもかくにも、損切り技術はFX投資において最重要の技術です。満足のいく損切りルールを自分の中で完成させることができれば、結果は必ずついてきます。

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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