FXのもうひとつの魅力インカムゲインの仕組みをわかりやすく解説

FXの基礎編

トレードスタイルに合わせて利益を得る方法を選ぶことができるのが、FXの魅力です。

FXにおけるメインのトレード方法は売却益を狙うキャピタルゲインですが、今回はもうひとつのトレード方法であるインカムゲインについて解説します。

インカムゲインとはなにか

スワップポイント

FXは、2つの通貨を交換する際に金利も交換しています。この際に、通貨の金利差が発生します。これをインカムゲインといい、2つの通貨間の金利差を日数で割った金額を「スワップポイント(金利差調整額)」といいます。

通貨にはそれぞれ金利が設定されています。金利は各国の政策によって決定され、変動するものであり、インフレ率が高い国ほど金利も高い傾向にあります。FXトレードでは、購入した通貨の金利を受け取り、売却した通貨の金利を支払わなければなりません。

たとえば、金利5%のA国の通貨を購入し、金利1%のB国の通貨を売却するポジションを保有したとします。この場合、ポジションを保有している間は、通貨ペアの金利差4%のスワップポイントをもらい続けることができます。

金利の低い通貨で金利の高い通貨を買うことで金利差を受け取ることができますが、それとは逆に金利の高い通貨で金利の低い通貨を買った場合はスワップポイントを支払うことになります。

ただし、、周知のように日本円は超低金利ですから、円で外国通貨を買う場合にマイナスを考慮する必要はありません。

米ドルを買った場合に発生するスワップポイント

具体例として、1ドル100円のときに1万ドル買った場合で説明します。

アメリカの金利(1.75%)から日本の金利(0.10%)の差を差し引くと、1日当たりのスワップポイントは(1.65%)×1万ドル÷365≒45円になります。かりに1年間為替レートに変化がなかった場合でも、年間16,425円の収入を得られることになります。

インカムゲインのメリット

外貨預金との決定的な違い

外貨預金の場合は満期にならないと金利を受け取ることができません。ところが、FXの場合は高金利の通貨を買って低金利の通貨(円)を売ると、保有した日数分のスワップポイントを受け取ることができます。外貨預金と違って、途中解約することも可能です。

スワップポイントは毎日もらえる

スワップポイントは毎日得ることができます。一度ポジションを建てれば毎日利益が入ってくるので、お得に感じます。

FXの市場は平日24時間開いていますが、週末は休みです。この休みの日の分のスワップポイントも付与されます。

トレードを繰り返し行う必要がない

スワップポイントを狙う場合、中長期的な保有が基本になるので、トレードを行う必要はありません。したがって、時間に余裕がない方でも取り組むことができます。

レバレッジを活用できる

国内のFX会社では最大25倍までのレバレッジがかけられ、スワップポイント狙いの投資の場合でもこの恩恵をうけることができます。レバレッジをかけることによって、少額投資でも利益率や資金効率を向上させることが可能です。

わかりやすく心理的負担が小さい

スワップポイントで利益を得るためには、ポジションを保有し続けるだけで良いので非常にわかりやすいです。

チャートをこまめにチェックしながら為替差損益を狙う投資スタイルと比較すると、心理的負担も小さくてすみます。トレードに不慣れな初心者でも扱いやすいのが、スワップポイントのメリットであるといえます。

インカムゲインのデメリット

スワップポイントは継続的な利益が魅力ですが、当然ながらデメリットもあります。

為替の変動の影響を受けやすい

スワップポイントを狙った運用は、基本的に中長期になります。通貨を長期間保有している間に為替が変動し、含み損がスワップポイントの利益を上回ってしまう場合があります。

為替の急変によって含み損がふくらみ、ロスカットされてしまうと、スワップポイントで積み重ねた利益以上の損失が出てしまう可能性があります。とくに、新興国通貨は相場の急変リスクが高いので注意が必要です。

狙える利益が小さい

金利は数%にすぎないので、大きな利益を狙うにはスワップポイントは不向きです。トレードによる為替差損益と比較すると、インパクトが小さく感じられるかもしれません。

スワップポイントはコツコツ小さく利益を重ねていくものだと心得ておきましょう。

スワップポイントを狙う際の注意点

スワップポイントはFX会社によって異なる

スワップポイントは各通貨の金利だけでなく、FX会社の設定によっても異なります。スワップポイントがカバー先のインターバンク市場との交渉によって決定されるからです。

このことから、FX会社によって得意とする通貨とそうでない通貨が出てきます。スワップポイントを狙う場合は、取引したい通貨ペアのスワップポイントが高いFX会社をチェックしましょう。

新興国通貨はスワップポイントも高いが

トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドといった新興国通貨は金利が高く、スワップポイントが狙いやすい通貨として有名です。ただし、新興国通貨は相場急変リスクが高く、資金管理が重要です。

適切な資金管理ができれば、放置しておくだけで高金利のスワップポイントを得ることができますが、初心者にはあまりおススメできません。

インカムゲインを上手に活用しよう

スワップポイント狙いのトレードは時間に余裕がない方でもチャレンジできます。

為替差損益を狙うトレードよりもわかりやすいため、初心者が最初に手をつける場合でも抵抗感は少ないでしょう。「FXは難しそう」と躊躇している方にとっても、スワップポイント狙いのFX投資はおススメです。

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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