初心者もぜひ知っておきたいFXの代表的な7つの取引方法を解説

FXの基礎編

FX取引を行なう際の注文方法には様々な種類があります。今回は初心者へのガイダンスとして、代表的な注文方法について解説します。

成行注文

成行注文は最も基本的な注文方法です。取引画面に現在提示されている値段で、買いや売りの注文を出すことができます。値段を見ながらその場で注文を出せば、すぐに取引が成立します。

指値注文

あらかじめ、「この値まで下がったら買う」「この値まで上がったら売る」という指定をしておいて、指定した相場になったら注文が成立します。

たとえば現在のドル/円の現在のレートが100円50銭の場合に、前もって「100円20銭まで下がったら買う」という指値注文を入れておけば、その相場になったところで自動的に購入することができます。いちいち取引画面に張り付いて、希望の相場になることを確認してから注文する必要はありません。

逆指値注文

指値注文は現在価格よりも「下がったら買う」「上がったら売る」という注文方法ですが、逆指値注文では指値注文とは逆に、現在価格よりも「上がったら買う」または「下がったら売る」という注文方法です。

損失を最小限に食い止めるために「損きり(ロスカット)」をする場合にも用いられます。

逆指値注文の具体的な使い方

損切りだけでなく、たとえばこのような方法で利益を狙う手があります。

現在、「1ドル=103円」だとします。そしてこの先、105円まで値上がり(円安)したら新規で買いたいと考え、事前に「105円になったら買う」という予約注文をしておきます。

なぜそのような不思議な注文をするのかといえば、為替相場はある価格を突破したことを引き金に、上昇または下落に勢いがつくことがあるからです。多くのトレーダーは、100円、105円、110円といったように、キリのいい為替に損切りを設定していることが多いです。

そのような心理状況から、たとえば今回の例では、米ドル/円が105円に到達すると、それがトリガー(引き金)になって円安トレンドに勢いがつき、そのままさらに円安が加速する(売りが集中する)というパターンが考えられるのです。したがって「105円になったら買う」という逆指値注文をしておけば、さらに円安がすすんだ際に利益を出すことができます。

IFD(イフダン)注文

IFD(イフダン)とは、「If Done」の略で、「もし~したら」という意味です。2つの注文を同時に出し、最初に出した注文が約定(取引成立)した場合に、2つめの注文も有効になるという注文方法です。

たとえば、「1ドル=100円になったらドルを買う」という注文を出し、同時に「1ドル=105円になったらドルを売る」という注文を出します。したがって、最初に出した「1ドル=100円でドルを買う」という注文が約定しないと、2つめの「1ドル=105円になったらドルを売る」という注文も有効になりません。

上記の例が何を示しているのかといえば、IFD注文を出すことによって「100円で買ったドルを105円まで値上がりしたら売る」という取引を自動で行なうことができるということになります。

OCO(オーシーオー)注文

OCO(オーシーオー)とは、「One side done, then Cancel the Other」の略です。2つの注文を同時に出し、どちらか一方の注文が約定(取引成立)すると、もう一方の注文が取り消されるという注文方法です。

IFD注文との違いは2つの注文に優先順位がないということで、どちらか一方の注文が約定した時点でもう一方の注文が自動的にキャンセルされます。既に持っているポジションに対して、利益確定ラインと損切りラインを設けておきたい場合などに便利です。

たとえば、ドル/円で100円50銭の買いポジションを建てている場合に、「101円まで上がったら売る」という注文(利益確定)と、「100円まで下がったら売る」という注文(損切り)という2つの注文を出しておくといった形です。

IFO(アイエフオー)注文

IFO注文はIFD(イフダン)注文とOCO(オーシーオー)注文を組み合わせたもので、利益確保から損失限定までをすべて自動でやってくれる非常に便利な注文方法です。

現在のレートが「1ドル=100円」の場合に「99円まで下がったら買う」という注文を出しておきます。この注文時に「100円になったら売り(利益確保)」という注文と「98円になったら売り(損切り)」という2つの注文を加えることができます。

トレール注文

トレール注文(トレーリング注文)とは、相場の変化に合わせて自動でロスカット(損きり)する値段を変化させ、一定の利益を確保しつつ、できる限り利益を伸ばしてくという、ある種欲張りな注文方法です。

たとえば、1ドル=100円でドルを買い、その後円安が進んで101円になったとします。ここでドルを売れば1円の利益が確保できますが、さらに円安が進んで利益が拡大するかもしれません。それとは反対に円高が進んで1ドル=99円になれば、本来なら1円の利益が出ていたところ、逆に1円のマイナスになってしまう可能性もあります。

こういった悩ましい場合に、「1ドル=101円になったら、100円50銭でストップロス注文を出す」と設定しておけば、大きなリスクを回避しつつポジションを持ち続けることができます。

さらにこの設定は、相場の変化に合わせてストップロス注文の値段を変化させることが可能です。

「1ドル=102円までいったら、101円でストップロス注文を出す」
「1ドル=103円までいったら、102円でストップロス注文を出す」

したがって、そのまま円安が進めば利益を確定させるタイミングを遅らせ、利益をより拡大させることができると同時に、逆に円高が進んだ場合でも一定の利益を確保しつつ決済できることになります。

代表的な注文方法から初心者が学ぶべきこと

FXトレードの基本は一発逆転のギャンブルではなく、いかに損失を少なく食い止めるかが最大のテーマです。そのために、さまざまな取引手法が開発されているのだといえるでしょう。

今回は代表的な7つの注文方法を紹介しました。FX初心者がこれらのすべてにチャレンジすることは難しいと思いますが、通常の成行注文で限界を感じた際などには、潮目を変化させるために試してみるといいかもしれません。ただし、紹介した取引方法は収益を100%保証するものではなく、必ずしもうまくいくとは限らないことも理解してください。

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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