FXを始めてから1年以内に撤退してしまう初心者レーダーは90%にものぼります。多くはFXのゲームルールを理解する前に市場から退場してしまいます。今回は、すぐにパンクしてしまう初心者レーダーの特徴についてお伝えしますので、「他山の石」として、このような考え方はしないように気をつけましょう。
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ギャンブル感覚でトレードをしている人
これが一番ありがちな負けパターンです。これは心理学的根拠に裏付けされた事実ですが、FXに限らず投資というのは「もしかしたら勝てるかも」という甘い考えで臨むと100%負ける世界です。
投資とギャンブルはまったく違います。努力次第で期待値を上げられるのが投資の特徴であり、努力ゼロだと期待値は限りなく低くなります。FXは「上がったか下がった」かの丁半博打ではなく、相場・チャートを分析して戦略的に行うものです。FXはギャンブルではなく投資であることを心に念じてください。
目標からの逆算という発想がない人
あなたはなんのためにFXを始めようとしているのでしょうか?「お金を増やすため」というのはわかっていますが、「いつまでに」「いくらまで」増やすことが目標ですか?
目標設定がはっきりしないことも、勝てない人の大きな特徴のひとつです。なぜなら、目標から逆算しなければ、戦略を立てることができないからです。
自己資金10万円からスタートして「明日までに20万円にする」「1年後に20万円にする」では、取るべき戦略がそれぞれ異なります。目標設定できない人の多くは、戦略を取り違えてしまうことが多く、そもそも戦略を持たずに玉砕する場合もよく耳にします。
FXで成功するためは「収益目標」「達成時期」を最初に設定し、「明日の20万円」ではなく長期的な視点でトレードをすることが重要です。目先の勝ち負けに一喜一憂しているようでは、長期展望には程遠いといわざるを得ません。
スマートフォンでトレードしている人
スマートフォンのFXアプリだけで継続的に勝っている人は見たことがありません。注文や決済はパソコンでやるべきです。
スマホのFXアプリには以下のような弱点があります。
スマホはカスタマイズ性が低い
カスタマイズできないというのは、テクニカル分析に必須なインジケーターが使えないということです。チャート分析をするためにチャネルやフィボナッチ、平行ラインなどのインジケーターが必須ですが、スマートフォンだけでは満足にテクニカル分析ができないということです。
スマホアプリは手軽に注文決済ができますが、スマホを利用する際は、現在のポジションの確認と、エントリパターンに入りそうな通貨ペアを把握することに限定したほうがいいと思います。
スマホは重要な指標を1画面で確認することが難しい
(デジサポラインの重要性)
チャートを分析する上で最も重要な指標に「レジサポライン」があります。
レジスタンスライン:一定期間破られていない上値 サポートライン:一定期間破られていない下値
この2つはテクニカル分析における最重要の指標です。最重要たる理由は、注文と決済が集中することにあります。
(デジサポラインが注目される理由)
(ドル/円)レートが5年間100.00円を下回ったことがないとします。もし現在のレートが(100.50)であれば注目すべき場面です。なぜなら、(100.00)に注文と決済が殺到するからです。つまり(100.00)付近で大量の通貨売買が行われることが(100.50)の時点で予想できるのです。このタイミングでの決済を待ち構えておけば、利益を得られる可能性が高まります。
(画面の小さいスマホではレジサポラインを見逃してしまう)
スマホアプリは画面が小さく見ることができる時間範囲が狭いので、レジサポラインを見逃してしまう可能性があります。こんな些細な理由で勝ちを逃してしまうのは、いかにもモッタイナイと思います。
戦略が確立していないトレーダーは勝てない
初心者には下記の4つの質問に答えていただきたいと思います。答えが4つとも決まっていれば、そしてそれを継続する自信があれば、きっとこれから勝てるようになります。
●決まった通貨ペアを取引していますか? ●どの時間足を見ていますか? ●どんな場面にエントリーしていますか? ●損切りの基準は決まっていますか?
今回は1年以内に退場してしまう初心者の特徴3パターンを紹介しました。初心者が長く戦うためには、「長期目標をたてる」「取引はパソコンで行う」「自分の戦略を確立する」という3点が重要であることを知ってもらいたいと思います。
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