サラリーマンや自営業の方をはじめ、学生やパート主婦・専業主婦にもFXにチャレンジする人が増えてきました。FXトレードは時間や場所を選ばないので、炊事、洗濯、掃除、育児、パートなどで日頃忙しい主婦の方でも充分に参入できます。
一方で、FXに怖い部分があるのも間違いのない事実です。しかし、事前にリスク対応を準備しておけば、破綻することなく堅実にトレードを続けていけるはずです。一般的に女性のほうが慎重な方が多いと思うので、その意味でもFXは女性向きなのではないかと思います。
そこで今回は、主婦がFXに取り組む際の心構えと注意点を解説します。
猫道場もランキングに参加しています。応援よろしくおねがいするにゃ!
FXをやっている主婦は意外に多い
FXが主婦に選ばれる理由
FXは育児や家事の合間でもできることから、主婦にも人気があります。
家事と育児をしていて、急にぽっかりと空き時間ができてしまうことがあると思いますが、そのような時間を活用して小さな利益をコツコツと積み重ねている主婦の方も多いそうです。
投資額を自分でコントロールできる
FXは取引数量を自分で決めることができます。投資額を抑えることによって無理のない取引をすることができます。少額から取引できることが、FXの大きな魅力です。
スマホで手軽にトレードできる
時間や場所を問わずに利益を狙える点も、FXが主婦に選ばれている理由です。
ほとんどの国内FX会社はスマートフォンアプリをリリースしていて、近年はパソコンではなくスマホ主体で取引する人の方が多くなっています。スマホを使えば、リビングやキッチンはもちろん、外出先からでもストレスなくトレードすることができます。
実は、猫道場では、基本的にスマホは補助的な情報収集に留めて、パソコンのモニターで取引することを推奨しています。したがって、スマホ主体でトレードする際も、可能な限りパソコンの大画面でチャートの確認をしていただきたいと思います。
専業主婦のFXが有利である理由
専業主婦の特権は、相場の値動きが活発になる日中の時間帯にFXトレードができる点です。これはサラリーマントレーダーにはない特徴です。
FXは市場が活発になる時間帯でトレードを行うのが基本です。たとえば、ヨーロッパ市場が活発になる10時半ぐらいの時間帯や、ロンドン市場が活発になる16時ごろは主婦トレーダーの狙い目です。
主婦がFXを始めるための準備
FXについて勉強する
いきなり取引を始めるのではなく、FXの基礎について勉強してからトレードを開始しましょう。最低限の知識としていくつかの専門用語やチャートの見方の基本は知っておいた方がいいでしょう。本や雑誌、初心者向けのサイトやYouTube動画などを参考にしてください。猫道場も参考にしていただけると大変とうれしいです。
取引コストを抑えられるFX会社を選ぶ
FXの実質的なコストはスプレッド(買値と売値の価格差)です。FX会社によってスプレッドの広さが異なります。スプレッドは毎回の売買にかかってくるため、売買の回数が増えるほどコストが増えることになります。
FXを始めるために必要な資金
FXの初期資金は、利用するFX会社の取引通貨単位を参考にして決めましょう。
たとえば(1ドル=100円)のとき、1,000通貨単位の少額取引ができる口座であれば4,000円必要であり、1万通貨単位から取引可能な口座なら4万円必要です。これは最低限必要な資金です。
実際に運用する場合は、ロスカット対策として、最低証拠金額の2倍(10万円)程度用意して証拠金として入金しておきましょう。
主婦に向いているトレードスタイル
主婦に向いているトレードスタイルとして「デイトレード」と「スイングトレード」の2つの手法を紹介します。
デイトレード
デイトレードは1日に数回取引を行い、その日のうちにトレードを決済する取引スタイルです。サラリーマンやパートをしていると日中の長い時間チャートを見続けることはほとんどできないはずですから、デイトレードは専業主婦に向いているといえます。
スイングトレード
スイングトレードは数日~数週間の間に取引を完了する取引スタイルです。スイングトレードはFXの基本的な投資手法です。主婦に限定されず、初心者全般に向いているトレード方法だといえます。
主婦がFXを始めるうえでの注意点
FXは投資ですから、かならずしも利益が出るとは限らず、損失が出る場合もあります。
どんなに経験豊富なトレーダーでも、すべての取引で利益が出せるわけではないことを知っておきましょう。FXで安定的な利益を残すためには、損失をいかに抑えるかがポイントになります。
生活に必要な資金でトレードしない
FXは利益が出る可能性もあれば、損失が出る可能性もあります。「最悪すべて失ってもいい」と思える金額の範囲でトレードしましょう。借金してまでのめり込むのはご法度です。
また、ギャンブル感覚でFXトレードをすることは絶対にNGです。断言しておきますが、根拠がない取引はかならず失敗します。
口座の資金状態を常に注意する
実際のトレードでは新規注文と決済注文を繰り返すことになるので、自分の口座の状態を常に把握することが重要なテーマになります。ポジションを持ったまま放置して、気づいたときには損失がとんでもなく膨らんでしまっていたというケースは珍しくありません。
自分のFX口座に現時点でいくら残っていて、現在取引している内容でいくらの利益(損失)になるのかについて、わかるようにしておきましょう。
注文方法のバリエーションを増やして損失を最小限に抑える
FXではリアルタイムで売買をおこなう「成行注文」や「2WAY注文」だけでなく、事前に指定した価格で注文をする機能が備わっています。
具体的には「指値注文」「逆指値注文」「OCO注文」「IFD注文」などがあり、これらを活用することで取引の幅が広がります。
税金や確定申告について
給与所得がない専業主婦の場合、FXの年間利益が38万円を超えると確定申告が必要になります。大きく利益が出そうになったら、税理士に相談しましょう。
コメント