カナダドル取引の基礎知識と取引の流れを解説

テクニカル編

カナダの法定通貨「カナダドル」はメジャー通貨のひとつです。カナダは英連邦の一員ですが、地理的関係から米国との経済的な結びつきが深く、カナダドルは米ドルに類似した動きをします。

また、カナダは石油や天然ガス、金属などエネルギー・鉱物資源が豊富で、森林資源にも恵まれています。そのため、カナダドルは資源国通貨という、もうひとつの側面を持っています。

今回はカナダの通貨「カナダドル」について解説していきます。

資源国通貨の一面もあるカナダドル

カナダの法定通貨「カナダドル」は、アメリカとの経済的関係から米ドルの影響を大きく受けやすい通貨です。また、石油や天然ガスなどのエネルギー資源が豊富であることから、資源国通貨として原油価格の影響も受けやすい傾向があります。

カナダドルに限らず、資源国通貨は資源の需要が高いほど為替が高騰するという仕組みがあることを知っておきましょう。

カナダドルの変動要因

カナダドルの為替は以下の3つの要因で動く傾向があります。

原油価格

カナダドルは資源国通貨であり、原油価格が為替の変動要因のひとつです。原油価格とカナダドルの為替の相関性は次のようなものです。

(原油価格の上昇)⇒(カナダドルの上昇)
(原油価格の下落)⇒(カナダドルの下落)

アメリカ経済の動向

原油や資源、エネルギーと共に大きく影響を受けるのはアメリカの経済状況や政治状況です。新型コロナで落ち込んだアメリカ経済は2021年後半から経済回復が期待されています。バイデン大統領による追加経済対策にも注目が集まっていることから、さらにカナダドルの為替にも好条件が揃ってくる可能性があります。

このほかにも、アメリカの政局や外交関連のニュースにも注目しておきましょう。

カナダの雇用統計はアメリカと同時刻に発表されるため、両国の指標結果の影響を受けて発表時刻には為替が激しい値動きを見せることがあります。そのほかニューヨーク市場オープンの時間とクローズの時間は大きな値動きが出やすいので注目しましょう。

非常に低い水準にある政策金利

かつては4%以上だったカナダの政策金利は、昨今カナダ銀行(中央銀行)が引き下げを開始し、2015年以降は(1%)⇒(0.75%)⇒(0.50%)と順次引き下げられ、2021年現在は(0.25%)という低い水準にあります。

カナダドルの代表的な通貨ペア

カナダドルの代表的な2つの通貨ペアについて、その特徴を解説しましょう。

カナダドル/円

カナダドルは同じ資源国通貨である(豪ドル/円)のチャートとよく似た波形を見せます。

リーマンショック以前の2008年の初頭にはカナダは(4%)という高金利だったこともあり、かつてはスワップポイントを目的として日本の投資家からも注目を集めていましたが、低金利になった現在ではスワップ狙いのトレードはほとんど旨味がありません。

(カナダドル/円)は(米ドル/円)との相関性も比較的高いのですが、実際に取引する際にはスプレッドを大きめに設定しているFX会社が多いため、取引コストが割高になっています。

したがって、この通貨ペアについては時¥スキャルピングなどの短期売買にはあまり適さず、どちらかというとスイングトレードなど中長期的な視点で投資すべき通貨ペアだといえるでしょう。

米ドル/カナダドル

カナダドルはニューヨーク市場のオープン時間以降に動きが活発になります。注意しておきたいのは、ニューヨーク市場のオープン時間は日本時間の午後11時30分だということです。

アメリカドルはニューヨーク市場のオープン時間に限らず1日を通して動きがありますが、カナダドルはニューヨーク市場が始まらないと動きを見せません。したがって、カナダドルを扱う場合は深夜のトレードが中心になるので、副業でFXを行っているトレーダーにとっては、やや過酷なトレード環境になることを心得ておきましょう。

カナダドルの今後の動向

世界的な傾向ではありますが、カナダは政策金利を(0.25%)まで一気に引き下げて金融緩和に舵を切っています。元々カナダは地政学リスクが低い国なので、大きく崩れることは考えられないので、金利は低いとはいえ投資先として安心できるという評価が主流です。

カナダは新型コロナの影響からの立ち直りが早いといわれているので今後の懸念材料としては、やはり原油価格の状況次第ということになりそうです。

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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