FXトレードにおいて2つの恐怖をコントロールすることが重要である理由

初心者を狙う罠

FXは欲望と恐怖のゲームです。FXで安定的に勝つためには、欲望と恐怖をコントロールし得意パターンを諦めずに徹底することが重要です。

「損する恐怖」と「儲け損なう恐怖」

相場の恐怖には「損する恐怖」と「儲け損なう恐怖」のふたつがあります。

「損する恐怖」は、損切り(ストップロス)を入れておくことで対策が可能です。損切りの水準が来ればシステムが自動的にロスカットしてくれます。

タチが悪いのは「儲け損なう恐怖」のほうです。「儲け損なう恐怖」で焦ってチャンスに飛び乗ったつもりが、思惑が外れて痛い目にあったという経験があるトレーダーは多いと思います。この心理状態を「プロスペクト理論」といいます。

欲望をコントロールすることは難しい

多くのトレーダーの失敗の原因は欲望です。レバレッジを大きくしすぎることや、メンタルの問題も、やはり欲望に起因するものです。

野球に例えるなら、バッターがボール球に手を出すのと同じことです。相場格言に「利食い千人力」という言葉があります。この格言は「欲張り過ぎずに利益を確保することが重要である」ことを訴える、人間のあくなき欲望への戒めの言葉です。

ところが凡人は、なかなか達人の心境にはたどり着けません。したがって、トレーダーは自分自身を理論的に説得する必要があります。結果を残しているトレーダーは、ポジションを持つ際に可能な限り理論的な裏付けを探すことによって冷静さを取り戻し、感情を排除するための努力をしています。

恐怖が招く大損失のパターン

相場の下落局面は二段階に分かれます。先の見えない不安と恐怖から相場を下げるショック安が第一段階です。

しばらく時間が経過して実態が見えてくると、少し安心感が出てきます。相場もやや上向きになってきます。ところが、「もう大丈夫」と思った矢先に再び悪いニュースが出てくると、多くの投資家が心理的に大きなダメージを受け、さらに大きな下落を引き起こします。

最悪のパターンは、戻り基調の時に乗り遅れまいという「儲け損なう恐怖」に駆られて慌てて買いを入れ、次に大きな下落が来たときに「損する恐怖」に駆られて慌てて売ってしまうことです。いわゆる「高値掴みの投げ売り」状態です。

冷静になれば欲望を遠ざけることができる

欲望を遠ざけるためには、一瞬でも冷静さを取り戻れればいいのです。そのためには、以下のことを思い出してみましょう。

個人投資家には「投資しないリスク」などない

個人投資家には「投資しないリスク」はありません。それがあるのは、投資家からお金を預かって運用しているヘッジファンドなどです。かれらは顧客の資金をライバル業者に移されないために顧客に高配当を手当しなければならず、そのために投資で儲ける必要があるのです。

しかし、個人投資家は自分の運用成績を誰かほかの人と比べる必要はないので、投資しないことによるリスクなどありません。

ただ「儲け損なっただけ」のこと

トレーダーが取引していない間にも、相場は上下を繰り返します。その間に大きな利益を出すチャンスを見逃したという場面があったかもしれません。しかし、それはただの結果論です。

週末にリビングで寝転がって競馬番組を見て予想したところ、見事に的中し、しかもそれが万馬券になったとします。こんなときに「1万円分買っておけば100万円儲かったのに」と地団太を踏んで悔しがる人はいるでしょうか。少なくとも猫道場主はそのようには考えません。実際に馬券を購入していない以上、利益は仮定の話に過ぎないからです。

FXでも同じことです。その瞬間にポジションを持たなかったことは、単に「儲け損なった」だけのことです。相場に入らないことによって損失が出ているわけでもないのですから、次の勝てるチャンスが来るまで待っていればいいだけのことです。

2つの恐怖に打ち勝つために

毎日トレードしない

具体的にできることは毎日トレードをしないことです。もし「勝てる局面を毎日1回見つけてトレードする」という方針でFXをやっているのであれば、とんでもない勘違いです。

利益が望める場面は限定的です。可能性がありそうな場面を目にすると、「今すぐエントリーして早く儲けたい。このチャンスを逃すと損だ」と焦ってしまいますが、このボールがストライクゾーンにくるかどうかを冷静に判断できるのが勝てるトレーダーです。「言うは易し」ですが、相場における基本中の基本の心得です。

現実的には1週間の中で「取れるべき場面」が1回か2回あれば充分利益を出すことができます。スイングトレードで勝っている投資家は例外なくそうしていると思います。

目指す姿は自分の勝利のスタイルを信じて貫くこと

欲張らないことと矛盾するようですが、「簡単に諦めないこと」もトレードの王道です。弱点を守るだけは収益は増えません。自分のトレードに得意パターンがあるなら、相場が変化しても徹底してその方針を貫くトレードを続けることが大事です。これは欲張りではなく、自分で検証された勝ち方を徹底するということを意味しています。

FXは自分の心との闘いですから、他人がどうであろうと、自分の勝利のスタイルを信じきれるかどうかが試されます。インジケーターでも時間軸でも、根拠の種類ははなんでも構いません。自分のトレードが上手く行くパターンやルールを構築し、それを徹底するだけで利益に繋がる確率はずっと高まるはずです。

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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