投資初心者が気になる「FXと株式投資はどちらが難しいか」

FXの基礎編

これから投資を考えているという人が気になるのは、「株式投資とFX投資はどちらが難しいか」ということではないでしょうか。

2つの投資対象はそれぞれに特徴があり、市場規模や対応する法律も異なります。そこで今回は、株式投資とFXについて、それぞれの特徴や難易度の違いを解説します。

株式投資とFXの仕組みの違い

圧倒的に違う投資先の選択肢

株の投資対象は企業です。企業は株を販売し、その資金を利益を伸ばすための先行投資に使用します。投資対象となるのは約4,000社の企業ですから、選択肢は無数にあるといっても過言ではありません。

一方で、FX(外国為替証拠金取引)というのは、為替に特化した金融商品です。自国の通貨で外国の通貨を買って差益を狙うのがFXであり、交換できる外国通貨は多くとも50種類程度です。

取引できる時間帯

株を売買できるのは証券取引所が開いている平日の9時~15時(昼休みあり)です。一部のネット証券ではそれ以外の時間でも取引が可能ですが、今のところはまだ主流の取引方法ではありません。

一方で、FXは月曜日の朝6時~土曜日の朝6時まで取引可能です。

FX特有のレバレッジの存在

株の取引は基本的に現物取引で、自己資金以上の株を購入することはできません。信用取引をすれば自己資金の3倍までの取引が可能ですが、制約が多く、あまり一般的ではありません。

一方で、日本国内の証券会社でFX取引をおこなう場合は、最大25倍までのレバレッジが設定されています。たとえば自己資金が10万円あれば最大で250万円分の外貨取引が可能ということです。

それぞれの必要資金

株式投資の場合は、1株から買えるとは限りません。

最低取引量が1口100株などと決められているため、企業によって必要最低資金が異なります(株により1万円程度から取引可能)。そのほか、「ミニ株」という買い方もできます。銘柄にもよりますが、500円程度で購入することが可能です。

FXの場合は証券会社に証拠金を預けることでポジションを持つことができます。

たとえば(ドル=100円)で1万通貨保有する場合、証拠金はレバレッジ25倍で(4万円)必要です。

株式投資の特徴について

株における「ストップ高」「ストップ安」

株式投資でもFXでも投資である以上、リスクはつきものですが、株式投資には、一方的な値動きになりすぎないように「ストップ高」「ストップ安」という値動きの上限下限が存在します。

一方、FXには値動きを制限する制度がないので、投資家が自ら決済注文を出さない限り、強制ロスカットが働かなければ、どこまでも損益が膨らみます。

株式投資の最大の危険要素

株式投資の最大のリスクは、企業の倒産や上場廃止、取引停止によって、保有株が売却できなくなるケースです。また、株はFXに比べて取引量が少ないので、比較的小さなニュースでも株価に影響を与えることがあり、流動性が少ない銘柄は売りたいときに買い手がつかないこともあります。

基本的に株式投資には「買い」のトレードしかないので、株価が上がらないと利益が出ません。そのため、値下がりで利益を狙えるFXと比べると戦略が限定されます。

FXの特徴について

FXには有利なポイントがいくつもある

FXのメリットは手数料(スプレッド)が小さいことです。株式投資とは異なり、「売りトレード」が可能なので戦略の幅も広がります。株式投資であれば、投資先の企業が倒産しても補償されませんが、FXの場合は、もし取引しているFX会社が破綻しても、証拠金と保有ポジションは清算して全額返還されます。

なお海外のFX会社の場合は、倒産すると資金回収ができないケースがあるので注意しましょう。

FXは株式投資より投機性が高い

株式投資は資金以上の取引はできませんが、FXは口座資金以上の取引が可能です。

株式投資であれば、最悪の場合は投資資金がゼロになるだけですが、FXでは強制的に決済がおこなわれる「強制ロスカット」のほか、追加で口座への入金が求められる仕組みにより、借金を背負うこともあるのです。

株式投資とFXの税金について

株でもFXでも20万円以上の利益が発生すると課税対象になります。

株式投資の税金

株式投資で得た利益に対する税率は20.315%(所得税15.315% 住民税5%)です。また、税制優遇制度があり、損益を3年繰り越すことが可能です。

株式投資には、特定口座(源泉徴収あり)という仕組みがあります。課税対象である20万円以下の利益でも一旦税金が徴収され、利益が年間20万円以下で終了した場合は確定申告で過払い分の還付を受けることができます。

FXの税金

FXでも年間20万円以上の利益が出れば確定申告が必要です。税率は株式投資と同率の20.315%です。FXの場合も損益は3年繰り越し可能ですが、特定口座制度はありません。

海外FXのトレード収益は累進課税される

海外FX会社でのトレードによる利益についても、年間20万円以上の利益で確定申告が必要ですが、累進課税(所得額によって税率が上がる)になるのが特徴です。

・所得税⇒(5~45%)
・住民税⇒(10%)
・復興税⇒(2.1%)

また海外FXの場合は、翌年以降、損失を繰り越すことができません。

結局のところ株とFXはどちらが難しいのか

難しさの「質」が違う

株式投資とFXのどちらが難しいのか、一概には断言できません。結局のところ、トレーダーの経験や知識の傾向に左右されるものだと思います。断言できない理由は、2つの投資の難しさに質的な違いがあるからです。

株投資は銘柄選びが難しく、FXは相場分析が難しい

FXと株は難しいポイントが違います。FXは自由度が高い分だけ、投資経験がない人が力量以上の資金を扱って破滅するケースが増えます。株は多くの制約がありますが、株を買った企業が倒産しない限り投資金がゼロになることは滅多にありません。

戦法の選択肢が広いFXのほうが断然面白い

投資先の選択肢の多さに魅力を感じるなら株式投資ですが、戦法の選択肢を選ぶならFXです。株式投資はマーケット全体が上昇指向でないと利益が出ませんが、FXは「買い」からでも「売り」からでもエントリーできるので、マーケットがどんな動きをしても方向を読めば利益を出すことができます。

さらに、初期資金が少なくて済むことや、「決済までのスピード感」「投資の面白さ」という点でもFXが断然優ると猫道場主は考えています。

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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