スキャルピングに挑戦する際に口座凍結リスクに注意しなければならない理由

初心者を狙う罠

スキャルピングは、別名「超短期売買」と呼ばれるFXのトレード手法です。数秒〜数十秒という短時間のうちに取引を繰り返して利益を狙います。

個人差はありますが、1日に数10回~100回程のトレードをおこなうことが多いようです。為替変動の方向性がつかみにくいことから、初心者には難しいトレード手法といわれています。

スキャルピングトレードの魅力

すきま時間でトレードできる

スキャルピングのポジション保有時間は長くても10分程度です。そのため、少しの移動時間や仕事の休憩中でも数回のトレードをおこなうことが可能です。サラリーマンが副業としてチャレンジしているケースも多いようです。注文をしてすぐに結果がわかるので、仕事をもっているトレーダーでも「値動きが気になって仕事が手につかない」といった心配は少ないといえます。

トレード1回ごとの損失額が小さい

スキャルピングは1回のトレードで得られる利益が小さい代わりに損失も小さくなります。利益確定ラインを10pipsと設定して損切りラインを徹底すれば、損失は数pips以内で収まります。

ファンダメンタルズの影響を受けにくい

スキャルピングは要人発言や経済指標の発表などのファンダメンタルズの影響をほとんど受けることがないので、テクニカルだけに注目していればOKです。ただし、一時的に相場が大きく荒れることが多いアメリカの雇用統計の発表時などはトレードを控えるべきでしょう。

スキャルピングで気をつけなければならないこと

トレード環境に左右される

スキャルピングは数秒のずれで勝ち負けやその金額などが変わってしまうため、FX会社の約定力やトレーダーの通信環境の影響を大きく受けます。

約定力の弱いFX会社はスリップページ(決済のずれ)が大きくなることがあります。また、トレーダーの通信環境が劣悪な場合は注文が正しく処理されないことがあり、場面によっては致命傷になりかねません。

スプレッドが大きくなる

スプレッド(買値と売値の差)は注文のたびにかかる実質的な手数料ですが、トレード回数が多いスキャルピングでは無視できない金額になります。

ドルをスプレッド(0.2銭)で1万通貨売買する場合、1日10回トレードをするとスプレッドは(0.2×1万×10回=2,000円)になります。1か月では(2,000×20=4万円)です。

スキャルピングを禁止しているFX会社がある

利用規約でスキャルピングを直接的または間接的に禁止しているFX会社があります。禁止事項に違反すると口座を凍結される可能性もあるので注意が必要です。スキャルピングをおこなう場合は、事前にFX会社の利用規約を確認しましょう。

カバー取引によるFX会社の損失を避けるため

投資家が大きな利益を出した場合、FX会社が損失を被ることになるため、FX会社は投資家から受けた注文と同じ内容の注文をインターバンク市場(金融機関だけが参加できる市場)に発注します。これが「カバー取引」とよばれるものです。

投資家と同じ注文をすることで、FX会社は損益を未然に防ぐことができますが、スキャルピングをする投資家が多くなると、FX会社のカバー取引の注文が間に合わない可能性があります。そのため一部のFX会社はスキャルピングを禁止しているのです。

サーバーへの負荷軽減のため

短時間に注文と決済が繰り返されるトレードが集中すると、FX会社のサーバーへの負荷が大きくなります。過大なサーバーへの負荷はアクセス障害や約定力低下につながります。

安定したトレード環境を維持すると同時に、ユーザーがFX会社を選ぶ指標のひとつでもある「約定力の高さ」をキープするために、FX会社はスキャルピングを禁止していると考えられます。

口座凍結のリスク

利用規約でスキャルピングを直接的または間接的に禁止しているFX会社があります。そのことを知らずにスキャルピングトレードをしていると口座を凍結されかねません。

口座凍結の基準

FX会社の規約を隅から隅まで読んでみても直接的に「スキャルピング禁止」とは書かれていない場合があります。しかし、「規約にない=スキャルピングOK」という意味ではありません。契約約款の中に「短時間の注文をくり返す行為を禁じる」とあれば、スキャルピング禁止であることを意味します。

①FX会社が規約で明確にスキャルピング禁止を謳っている
②サーバーに負荷を与えるような短時間取引をした
③自動売買プログラムでスキャルピングをおこなっている

スキャルピングで口座凍結されるとどうなるか

基本的に、国内のFX会社では口座を凍結されても出金はできるようです。ただし一度凍結された口座では以後は取引を再開できず、あらたに同じ名義で口座を開設することもできなくなります。

スキャルピングが可能なFX口座

FX口座は「スキャルピングができる口座、できない口座」「条件が曖昧な口座」の3つに分類できます。国内のFX口座のうち、スキャルピングが可能な2口座をピックアップしましたので参考にしてください(各社の規定をよく読んで確認してださい)。

ヒロセ通商☚☚(取引通貨ペア数は業界トップクラス!)
FXTF☚☚☚(高機能取引ツール MT4を導入)

ちなみに主要なFX会社が「自社以外のツール利用」を禁止しています。ネット上で取引ツールが数多く販売されていますが、FX会社が提供しているもの以外の取引ツールの使用は口座凍結の原因になるので注意しましょう。

猫道場が初心者にスキャルピングをおススメしない理由

スキャルピングで勝つためには短期的な集中力が求められます。ポジション保有から決済までチャートから目を離すことは許されず、利益確定と損切りを適切におこなう決断力も必要です。ささいな要因で値動きを起こす相場の予測は難易度が高いのです。

スキャルピングは薄い利益を積み重ねるトレードスタイルです。大きなミスでマイナスが膨らむと回復が困難になりますが、ギャンブルトレードはスキャルピングにおいてもご法度です。

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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