ポーランドズロチ取引の基礎知識と取引の流れを解説

テクニカル編

ポーランド共和国は東欧に位置するEU加盟国です。2008年以降、ポーランドは安定して経済成長を続けていて、2018年まで高い経済成長率を維持してきました。その背景にはEU構造ファンドの融資獲得によるインフラ整備の推進などがあります。

そのほかポーランドは物価が安く、治安が良いことでも知られています。

ポーランドズロチの特徴

ポーランドズロチは歴史のある通貨で、その起源は中世まで遡ります。ポーランドは2004年のEU加盟後もユーロを採用せず、継続してズロチを使用しています。

ポーランドズロチは東欧通貨のなかでは最も流動性が高く、西欧の投資家に人気のある通貨です。

政策金利は5年ぶりの引き上げ

ポーランドの政策金利は2020年6月に大幅に引き下げがおこなわれ、2021年時点で過去最低の(0.1%)となっていましたが、2021年11月、5年ぶりの引き上げが発表(0.5%)されました。

ロシアとの関係

ポーランドは天然資源が乏しく、原油や天然ガスの多くをロシアに依存しています。ロシア産原油の品質悪化が問題化しており、ロシアへのエネルギー依存からの脱却がポーランドの大きな政策課題となっています。

ウクライナをめぐるロシア情勢も予断を許さない状況にあり、これらの近隣諸国の情勢が悪材料となる可能性があります。

今後はスワップポイントにも注目が集まる

流動性が高い通貨なので、これまでもヨーロッパの投資家には人気がありましたが、2021年12月現在、欧州中央銀行の政策金利が(0.0%)のところ、ポーランド中央銀行が(0.1⇒0.5%)に利上げを踏み切ったことから、スワップポイント狙いとしても注目が集まると思います。

(ユーロ/円)を活用した「サヤ取り」テクニックの紹介

実は猫道場では「サヤ取りテクニック」はあまり推奨していません。「サヤ取り」は違法ではありませんが、リスク対効果の面でやや不満があります。

(ユーロ/円)との相関性が高いことを応用

「サヤ取り」というのは、基本的に同一通貨の「売り」「買い」のポジションを同時に保有し、差額を得る手法です。「サヤ取り」には「為替差益」を狙う方法と「スワップポイント」を狙う方法の2つがあります。

ポーランドズロチはユーロとの相関性が強く、(ポーランドズロチ/円)のチャートは(ユーロ/円)とほとんど同じ線を描きます。この性質を利用して「サヤ取り」に活用しようという戦術です。

為替差益を狙った「サヤ取り」テクニック

(ポーランドズロチ/円)と(ユーロ/円)は、同じようなチャートになることが多いのですが、場面によってポーランドズロチが上がり、ユーロが下がるなど、反対の動きを見せることがあります。このとき、2つの通貨の価値は「乖離が大きい」状態です。

乖離が大きくなった後、相関性の高い2つの通貨の距離は時間が経過すると近づくことが予想されます。つまり上昇した通貨に対し「売り」のポジションを持ち、下降した通貨に対し「買い」のポジションを持つことで収益を狙うことができるのです。

この為替差益のメリットは、売りと買いのポジションを同時に持つことにより、万が一市場全体が乱高下を見せた場合に一方で損失を被っても、もう一方で収益が出るため大きなマイナスになりにくくなることです。

スワップポイントを狙った「サヤ取り」テクニック

スワップポイント差益を狙う場合は、少なくとも2つのFX会社を利用する必要があります。スワップポイントはFX会社が独自に設定しているため、同じ通貨ペアでも各社で多少違いがあります。その違いを利用してサヤ取りを狙う戦術です。

まず2つの通貨ペアの「売り」「買い」双方のスワップポイントをFX会社ごとにチェックします(利用するFX会社をA、Bの2社と仮定)。

FX会社                          A社                             B社
  ① (ポーランドズロチ/円)売り (ユーロ/円)売り
  ② (ポーランドズロチ/円)買い (ユーロ/円)買い
  ③ (ユーロ/円)売り (ポーランドズロチ/円)買い
  ④ (ユーロ/円)買い (ポーランドズロチ/円)売り

①~④のうち、もっともスワップポイントが大きくなる組み合わせを選び、それぞれ「売り」と「買い」のポジションを持ちます。たとえば、その差が(5円)であれば、それが1日の収益ということになります。

2つの通貨ペアによる「サヤ取り」が危険である理由

「サヤ取り」の前提は、2つの通貨ペアのレートが同調することですから、相場が予想と異なる動きをした場合には損失が倍になる危険性があり、素早く損切りの決断をしないと大きな赤字になります。

運用にあたっての注意点

ユーロとズロチのサヤ取り手法では、同一通貨の場合のように純粋な相殺ができません。安定感の高い通貨ペアとはいえ、もし為替相場が急騰落すればロスカットの危険も高まります。運用にあたっては放置するだけでなく、こまめに金利の変動を確認することが重要です。

そもそもこの戦術は双方の通貨の差益分だけを狙うものなので、どれだけ有利な値動きを見せたとしても大きな利益は期待できません。したがって「リスク対効果」の面で、やや不満が残ります。また、欲張ってレバレッジを大きくすればリスクが膨らむので注意が必要です。

ポーランドズロチを扱うおススメのFX会社

ポーランドズロチの取り扱い業者はそれほど多くはありません。猫道場おススメの口座を紹介します。

ヒロセ通商⇒24時間サポートで初心者でも安心。ユニークなキャンペーン企画も。
みんなのFX⇒(ズロチ/円)スプレッドは業界最安値の(2.8銭)。
LIGHT FX⇒(ズロチ/円)スプレッドは業界最安値の(2.8銭)。

ポーランドズロチの今後の動向

ポーランドに限らず東欧諸国全体にいえることですが、2022年以降も国際的なエネルギー不足や農産物の価格上昇が物価上昇をもたらす可能性があります。東欧諸国は新型コロナウイルス禍からの復興が遅れ、経済成長見通しが下方修正される恐れがあるという指摘もあります。

ポーランド経済およびポーランドズロチは、いずれも先行きが見通せない状況にあります。

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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