FXトレーダーがCFD(差金決済取引)にチャレンジする意味について

テクニカル編

CFDとは「Contract For Difference」の頭文字をとったもので、和訳すると「差金決済取引」となります。CFDはある部分でFXと似ているほか、先物取引の特徴も有しています。

今回はCFD取引の概要と、FXトレーダーがリスクヘッジや収益強化のために並行して運用することの意味について解説します。

CFDとはなにか

CFDの概要

CFDが扱う商品は外国株式や外貨、原油や天然ガス、金属(金銀プラチナなど)、穀物(小麦やトウモロコシなど)など広範囲にわたります。

たとえば一般的な株式売買は、現金で株式を買い、売却して売却代金を受取りますが、CFDでは現物の売買はしません。取引する際に証拠金を預けて銘柄を売買し、差金を決済する投資方法です。

CFDとFXとの共通点

CFD取引では「売り」「買い」いずれのトレードも可能です。この点はFXによく似ています。そして、もうひとつの特徴は「レバレッジ取引」により、自己資金以上の大きなポジションを保有できることです。レバレッジ取引をするためには証拠金(保証金)が必要ですが、この点もFXと同じです。

先物取引との違い

CFDとよく比較されるのが較されるのが先物取引です。いずれも株式や資源といった銘柄に投資することが可能なことから、CFDと先物取引には違いがないように感じるかもしれません。

しかし、両者には「限月の有無」という違いがあります。「限月」とは、必ず決済しなければいけない期限のことです。先物取引には限月が定められており、損得に関係なく期限を迎えれば強制決済が実行されます。その一方、CFDには限月のシステムがなく、自分の意思で決済しない限り銘柄を保有し続けることができます。

CFD取引の仕組み

FX同様のレバレッジをかけられる

CFDのレバレッジはFXとは違い、対象商品によって異なります。その一例を紹介します。

対象商品 レバレッジ
外国株式(現物) 5倍まで
指数先物(米国VI、不動産ETFなど) 5倍まで
株価指数先物(日本225、米国30など) 10倍まで
商品(現物)、商品先物(金スポットなど) 20倍まで

複雑な手数料の仕組み

スプレッド 「売り」「買い」注文ごとに発生
売買手数料 「売り」「買い」注文ごとに必要
価格調整額 先物の限月を乗り換える際に発生
金利調整額 銘柄を保有している間は継続して発生
権利調整額 「売り」時に発生する調整額

実際の取引手数料(スプレッド+売買手数料)以外にも複数の経費が必要です。「手数料といえばスプレッドだけ」というFXレーダーにとっては少々違和感があるかもしれません。

代表的なCFDの銘柄

株式から穀物まで、CFDが扱う商品は無数にありますが、ここでは代表的な4つの人気商品を紹介しましょう。

日本225

「日本225」は、日本を代表する225社の株価から算出される株価指数の先物が投資対象で、ほぼ24時間取引可能であることが最大の魅力です。値動きは原油などと比較すると小さいものの、米国など主要先進国の株価指数先物と比較すると大きく動きます。

米国30

「米国30」はシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に上場されているダウ先物ミニが投資対象です。ダウ平均株価は、アメリカのNY証券取引所とNASDAQに上場している、さまざまな業種を代表する30社の株価から算出されています。

WTI原油

「WTI原油」は国際原油指標であるWTI原油先物を原資産とした人気銘柄です。原油価格は世界中から注目されており、数千円からの小口投資も可能です。

金スポット

「金スポット」は、ほぼ24時間相対取引がおこなわれている「ロコ・ロンドン・スポット市場」の金価格を参照原資産としています。値動きは日本225や原油、ほかの金属(銀、銅、白金など)よりも小さい傾向があることから、安定性の高い金融商品と考えられています。

一般的に金相場は、インフレでは価格は上昇し、デフレになると下落します。「有事の金」の言葉通り、地政学的リスクが高まると金など貴金属のニーズが高まります。

扱いやすく信頼性の高い証券会社を選ぶ

CFD商品はそれこそ無限にあり、実際に1,000を超える扱い銘柄を提供している会社もあります。投資対象を選ぶのもひと苦労ですが、業者選びの最大のポイントは手数料とシステムの使い勝手に尽きるのではないかと思います。

なかでもDMM CFDヒロセ通商はFXとCFDを共通して運用できるので、FXトレーダーがCFDを並行運用する際には非常に便利です。

FXトレーダーがCFDにチャレンジする意味

資産運用におけるリスク回避の方法として「分散投資」があります。

たとえば株式や不動産に逆風が吹いているときや、世界情勢が緊迫してくると金などの希少金属の需要が高まります。原油価格は産油国通貨(ロシアルーブルなど)に影響を及ぼし、銅やアルミニウムなどの金属価格の変動は、自動車・精密機械に産業の中心を置くスウェーデンなどの輸出国通貨に影響を与えます。

為替相場が大きく動く局面ではFXで為替に投資し、株式市場が大きく動く局面ではCFDで株価指数に投資するなど、相場状況で使いわけることができるのも、お互いの商品特性が近いからこそのメリットです。初心者トレーダーにはハードルが高いですが、ベテラン投資家であれば、このような特徴をとらえてFXとCFD投資を組み合わせて収益アップを図ることは可能かもしれません。


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FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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