初心者は危険の少ない実効レバレッジ3倍でスタートダッシュしよう

FXの基礎編

レバレッジを効かして自己資金以上のトレードができるのがFXの醍醐味ですが、レバレッジは損失のリスクも同倍率で大きくなるという諸刃の剣です。

「それではレバレッジなしで取引すればいいのではないか」という話になりますが、レバレッジなしのトレードは、確かに損失リスクは抑えることができますが、大きな利益は狙えません。また、レバレッジだけに注目していても正しいリスク管理はできないのです。

そこでリスク管理のための重要な指標として注目しておきたいのが「実効レバレッジ」です。


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レバレッジと実効レバレッジ

FXでは、レバレッジをかけることによって手元の資金の何倍もの金額で取引ができます。たとえば10万円の資金で100万円の取引をする場合は、(レバレッジ10倍)になります。日本国内のFX会社は、レバレッジ最大25倍まで認めているので、100万円の資金があれば最大2,500万円までの取引ができることになります。

一方で、「実効レバレッジ」というのは、純資産額に対して現在のポジションが何倍に達しているのかを示す実際の運用レバレッジであり、レバレッジとはまったく別の概念です。まずは、この2つの意味の違いを学習しましょう。

ポジションの含み損が大きくなると、FX会社によって強制決済(ロスカット)されてしまいます。そうならないためには、「実効レバレッジ」を確認してポジションを持ちすぎていないかどうかをチェックすることが大切です。

実効レバレッジが教えてくれること

FXにおいて心掛けておきたいのは、むやみに大きなポジションをもたないようにすることです。それでは、どれぐらいのポジションをもつのが正しいのでしょうか。それは決して難しいことではなく、実効レバレッジを意識していれば簡単に実践できます。そのためには、まずは実効レバレッジの計算方法から確認していきましょう。

実効レバレッジの計算方法

(実効レバレッジ)=(取引数量)×(レート)÷(資金合計+評価損益)

実例をもって試算してみましょう。前提条件は以下の通りです。

・通貨ペア⇒(ドル/円)
・取引数量⇒(1万通貨)
・現在のレート⇒(ドル=110円)
・口座残高⇒(80,000円)
・評価損益⇒(+20,000円)…含み益が出ている状態

(1万通貨)×(110円)÷(80,000+20,000円)=11倍(実効レバレッジ)

初心者は実効レバレッジを3倍に抑えよう

実効レバレッジは低いほどリスクが小さいことを示しています。一般的なトレーダーの実効レバレッジの平均値は(10倍)程度といわれているので、上記の例は、ほぼ平均的なトレード(11倍)ということになるでしょう。

しかし、初心者の場合はもう少し実効レバレッジを抑えておいたほうがいいと思います。実効レバレッジを3倍程度にとどめておけば簡単には証拠金不足に追い込まれる危険はほとんどないとされているので、これが初心者トレーダーが採用すべき安全な基準ということになります。

初心者は自己資金を多めに用意しよう

上記の例でいえば、初心者の場合は口座残高を4倍程度(30万円)まで大きくしておくと実効レバレッジは約3倍になります。つまり、初心者はベテラントレーダーよりも自己資金を多めに準備する必要があります。

初心者のトレードは、最初のうちは3倍程度の倍率で感触を確かめ、慣れてきたら次第に実効レバレッジを引き上げていくというやり方がおススメです。実効レバレッジを上げる場合も、最大10倍程度までに抑えるようにしましょう。

「みんなのFX」の便利な計算ツール

実効レバレッジの計算式はさほど難しくないので自分でも充分できますが、FX各社は実効レバレッジを自動計算してくれる便利なサービスを展開しています。

みんなのFXは「実効レバレッジシミュレーション」というツールを用意しています。取引通貨ペアのレートや数量、純資産額を入力するだけで、自分が計画しているポジションの実効レバレッジを簡単に計算できます。実効レバレッジから、ポジションの数量を簡単に変更できるので大変便利です。


損失そのものを食い止める方法は別にある

今回紹介した実効レバレッジはロスカットを回避するための重要な指標ですが、損失そのものをコントロールできるわけではありません。

FXの極意は、損失を極力小さく抑えて利益はできるだけ伸ばすという「損小利大」という考え方に則っています。損失を最小限に抑えるためには、トレーダー自身の判断による損切りの決断が欠かせません。あるいはストップロス(損失拡大を食い止めるための見切り売り)の自動注文を設定することもリスク対策になります。


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FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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