初心者が慣れてきたころに必ずぶち当たる「ダマシ」の罠とは

初心者を狙う罠

FX初心者がトレードに慣れてきた頃に絶対に引っかかる罠が「ダマシ」です。ヘッジファンドなど莫大な資金を持つ機関投資家は、一般投資家が活用する「ブレイクアウト手法」の裏をかいて資金をさらっていきます。初心者に限らず、経験豊富なトレーダーでも罠に引っ掛かる場合があり、それほど「ダマシ」の罠を回避することは難しいのです。

そこで今回は、ブレイクアウト手法に関連するダマシの回避テクニックについて解説します。

ブレイクアウト手法と「ダマシ」のメカニズム

「ブレイクアウト手法」は、世界中のFXトレーダーが活用する投資テクニックとして知られています。しかし、常にブレイクアウト手法が成功するとは限りません。セオリーに反して、価格の逆行が発生して損切りさせられることも少なくないうえ、ブレイクアウトを意図的につくりだし、「ダマシ」の罠が仕掛けられるケースも少なくないのです。

機関投資家による資本の注入

機関投資家は大資本を投入して「買い」エントリーをし、為替の急上昇の動きをつくり出します。一般のトレーダーはブレイクアウトを確信して追随し、価格はさらに上昇して実際にブレイクアウトが発生します。

機関投資家は売りを仕掛ける

為替が一気に上に抜けたところで機関投資家は利益を確定させると同時に、さらに資本を投入して「売り」エントリーを仕掛けます。これにより為替は一気に下降に転じ、多くの一般トレーダーは含み損に耐えきれずに次々と損切りして、下降のスピードが増していきます。

機関投資家は一歩先を行っている

一般トレーダーたちの損切りによってさらに売り圧力が高まり、為替が下がりきったところで、機関投資家は売りエントリーを決済して利益を確定します。

この結果、機関投資家は「買い」「売り」それぞれのエントリーにおいて二重に利益を伸ばすことができるのです。

「レンジ相場」でダマシが起きやすい理由

トレンド相場を意図的につくり出すことができる

レンジ相場は「売り」と「買い」が綱引きをしている状態であり、持ち合い状態が長く続けば続くほど一般投資家の資金が集まります。これが機関投資家の狙い目です。タイミングをみて機関投資家が大量の「買い」を入れると、溜まったエネルギーの後押しによって価格は一気に上昇していきます。「売り」ポジションを持つ一般トレーダーの大量の損切りを巻き込みながら価格はさらに上昇し、相場を静観していたトレーダーからの新規の「買い」注文も入って、価格は爆発的に上昇していきます。

損切りラインがはっきりしている

レンジ相場は変動幅とレジサポラインが明確なので、損切りラインがわかりやすい状態といえます。多くの人が同じことを考え、同じラインで損切りの逆指値注文が大量に入っている状態というのは、価格操作を目論む機関投資家にとって非常においしい状況です。

ダマシそのものは予測できないが対策はできる

機関投資家がダマシを誘発したからといって、確実にダマシが発生するとは限りません。損切りした投資家が少ない場合や、ダマシに乗って注文が殺到した場合は、そのままトレンドになることもあり得ます。そのため、ダマシの可能性を想定することはできても、実際にダマシになるかどうかを予測することは不可能です。しかし、対策を講じることは無駄ではありません。

「押し目」「戻り目」を確実に待つ

ブレイク直後はそのまま飛び乗らずに、「押し目」や「戻り目」をしっかりと待ってから仕掛けるようにすることで、ある程度のダマシ対策になります。

レンジ相場でエネルギーが溜まっているケースでは、ブレイクアウトしてそのまま一気に抜けていく場合もありますが、多くの場合は「押し目」や「戻り目」が発生するものです。「押し目」「戻り目」がわかりにくい場合は、無理について行こうとせずに見送りましょう。そのような慎重さがあればダマシを回避できるでしょう。

ブレイクが長期トレンドと一致した場合のみエントリーする

ブレイクアウトのダマシを回避するもうひとつのコツは、長期トレンドと同じ方向にブレイクしたときだけ仕掛ける方法です。上位足のトレンドと下位足のブレイクする方向が一致するのが自然な為替の動きです。長期トレンドが上昇方向なのに下方向にブレイクするのはやや不自然な現象ですから、この場合はダマシを疑ってみましょう。

長期トレンドに逆らう方向へブレイクした場合にエントリーして利益を出せる場合もありますが、多くは利幅が小さくなる傾向があります。したがって、リスクを取る価値は低いといえるでしょう。

ダマシの裏をかく高級テクニック

ダマシが発生しやすいケースを覚えたうえで、トレードをしない選択をしたり、トレンド発生直後に飛びつかないだけでも、ダマシはある程度回避できます。しかし、もしダマシであることが予測できれば、その裏をかくことも可能です。

タイミングが難しいですが、エントリーしていた場合に上昇(下降)してからすぐに利確することによって利益を狙うことができます。この場合は欲をかかずに、少ない利益で留めておくように注意しておけばリスクヘッジになります。


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FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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