FXトレードにおける勝率の意味と低勝率でも勝てる方法

FXの基礎編

FXにおける勝率や利益率について、初心者のうちはその関係性をなかなか理解できないかもしれません。為替が「上がるか下がるか50%」の確率であれば、勝率も50%であるという感覚をもつ初心者も多いかもしれませんが、実際にはそのようにはなりません。

そこで今回は、FXにおける勝率と収益に関する考え方についてわかりやすく解説していきます。

FXは「勝ち負け50%」のゲームではない

為替は上がるか下がるかの二択です。普通に考えると、勝ち負け50%の確率であり、ほとんどが「収支トントン」になるはずだと考えがちですが、これは初心者の陥りやすい勘違いです。

FXは「点数」を競うゲーム

野球は勝ち負けを争うゲームであり、(1対0)でも(15対0)のコールドゲームでも勝ちには変わりはありません。その一方で、FXはいわば「点数」を競うゲームであり、(15対0)は(1対0)の15倍の利益になります。

点数と勝率の組み合わせによる結果の違い

そもそも勝率50%とは「勝ち負けが交互に来る」ことを意味しません。1回の勝負ごとに50%の確率だというだけの話なので、勝ちが10回続いたり、負けが10回続く場合もあり得ます。

たとえば10回トレードをおこなった結果、このようになるケースが考えられます。

①7回のトレードで収益が100円出た⇒(利益700円)
②3回のトレードで損失が300円出た⇒(損失900円)

この場合、勝率は70%ですが損失が200円発生しました。

いくら勝率は高くてもトータルでマイナスになってしまうのであれば意味がありません。重要なのは勝率ではなく「損益の実数」です。このように、FXの収支への影響を考えた場合、「勝ち負け50%」の是非は論じること自体に意味がないといえるのです。

勝率50%の意味とはなにか

ゴールすることはわかっていてもいつゴールするのか予想できない

長期的にみれば、為替は上がったり下がったりのジグザグを繰り返しながら、いつかはトレーダーの「買値」に戻ると考えていいでしょう。問題は、「いつか」が「いつになるか」ということです。数時間後かもしれないし、数年後かもしれません。

その間に、値が戻る前のジグザグが大きく振れて含み損が大きく膨らめば、ロスカットになる危険が高まります。

結果的にFXが50%の勝率にならない理由

したがって、思惑と逆に相場が動いた場合は、それ以上に損失を広げないためにトレーダーが自ら損切りを決断するべきです。このように、FXには損切り(強制ロスカット含め)という仕組みがあるため、単純に50%の勝率にはなることはないのです。

勝率を上げることは効率が悪い

勝率にこだわるとロクなことがない

高い勝率を維持したいと思っていると、マイナスを恐れて利食いが早くなり、損切りを先延ばしにしがちになります。思わぬ連敗や、確信をもってエントリーした結果、うまくいかないケースが続くと、イライラが募り、頭では理解していても損切りできなくなるケースもあります。

このように欲や邪念が入り込んでルールを守れなくなると、さらに深みにハマっていくのがFXの世界です。

勝率を上げることは難しい

このような条件を理解したうえでも、勝率を上げたいと考えるのは投資家にとって普通の感覚ではあります。

しかし、将来の為替を100%当てることは不可能です。それでは、90%ならどうでしょうか。あるいは70%当てることなら可能になるのでしょうか。いくらチャート分析を駆使しても、そんな簡単なものではないはずです(もちろんチャート分析が無意味だということではありません)。そうであれば、勝率にこだわるよりも、直接勝ちに結び付く道を探すべきです。

勝率を上げることを目的にしない

FXでが、単純に上がるか下がるかを当てる二択であるという考え方に囚われていると、成功への道が遠ざかります。

勝率が下がると、感覚的に利益を残すことが難しくなると思いますが、勝率50%以下でも利益を残すことは充分可能です。FXは単純に上がるか下がるかを当てるゲームではなく、損するときも儲かるときも値幅がありますから、「損するときは100円、儲かるときは300円」といった「利大損小」トレードが成立すれば、勝率50%以下であっても利益を残すことができるはずです。

低い勝率を逆手にとって勝つ方法

考え方を180度転換して、負けることを前提にしたトレードにチャレンジしましょう。

たとえば、利益確定を(70pips)、損切りを(30pips)に設定すれば、損切りにかかる確率は(70%)、利益確定の到達率が(30%)くらいになると思います。損切りの回数は多くなりますが、勝つときはしっかり利益を確保できるので、勝率30%でもトータルで着実に利益が増えます。ほとんどのトレーダーは勝率にこだわり、この逆をやっているはずです。勝てるトレーダーになるために、ぜひ取り入れてみてください。


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FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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