韓国の過激すぎる投資事情とFXへの投資熱の広がりの可能性について

初心者を狙う罠

以前から韓国では不動産や株式などへの投機的な投資が話題になっていますが、昨今はビットコインを中心とする仮想通貨に投資の熱気が押し寄せています。今や大学生の4人に1人が仮想通貨投資をしているというデータもあります。その一方で、日本で盛んなFXについては、ほとんど浸透していないという情報もあります。

若者世代を中心に、就職難や住宅事情の悪化などの暗いニュースが韓国社会を席巻していますが、投資熱は冷めるどころか、ますます過激ぶりを発揮しています。今回はその理由を詳しく解説するとともに、今後、韓国内でFXは広がりをみせるのかについても合わせて紹介します。

韓国の不動産投資の現在

独自の融資システム

韓国で「投資」の対象といえば不動産でした。不動産投資で儲けを出した人は、その資金を元手にあらたに物件を購入し、さらに儲けを生み出すという仕組みでどんどん資産を大きくしていくのが韓国式不動産投資の王道です。

韓国では銀行で借り入れをする場合、当座は利息だけを支払い、元本返済を猶予してもらう方式が許されていました。そのため、若い世代でも不動産投資に比較的手を出しやすかったのです。

加熱する不動産ブーム

不動産価格はとくに首都圏で大きく上昇しました。2000年からの約20年間で、ソウル市内のマンション価格は(4倍)近くに高騰し、ムンジェイン大統領が就任してから3年あまりの期間でも上昇率は(150%)を越えています。2021年時点で、一般的な労働者がソウルの25坪のマンションを購入するまでに(118年)かかるという衝撃的なデータもあります。

不動産を買えない若者世代のターゲット

若者世代の就職難が社会問題となり、もはや若者は不動産投資どころか自分の家を持つことが難しくなってしまいました。ついに投資ブームの終焉かと思われましたが、さにあらず、不動産をあきらめた若者世代が一発逆転を狙って目をつけたのが株式投資やビットコインなどの仮想通貨だったのです。

投資熱は冷めることがなかった

借金して投資をするお国柄

日本人の感性からすると信じがたいのですが、韓国人は借金をして投資をすることに抵抗がなく、むしろ積極的に借金をして株式投資や仮想通貨投資に手を伸ばしました。利息がいくらでもお構いなしで、その分を投資で稼げばいいという楽観的な考えをしているようです。

投資のために必死に金策に動く韓国の若者が主導する形で、韓国国内で借金ブームが発生し、韓国銀行(中央銀行)にとって懸念すべき潮流となっています。政府と韓銀主導による税制変更や融資規制などかずかずの対策を打ち出しても国民の投機熱を抑え込むことはできませんでした。「借りられるうちに借りておけ」という風潮が広がっています。

家計内赤字は危険水域を越える

韓銀が発表した2021年6月末までの韓国の家計債務は1,805兆9,000億ウォン(約169兆円)と、過去1年で急増しました。コロナ禍での生活苦ではなく、投資のための借金が増えているのです。

韓国政府は個人向け融資限度額を大幅に引き下げるなどの対策を講じていますが、融資元が銀行からカード会社や高金利の金融機関に流れるだけで、かえって投資家のリスクが大きくなっていくばかりです。非常に危険な状態です。

韓国の仮想通貨投資の現在

仮想通貨を制限する法整備が遅れた

韓国には長らく仮想通貨に対する規制の仕組みがありませんでした。「本来は(仮想通貨は)認められない」というのが韓国政府のスタンスでした。そのため、投資を抑制する法整備は大きく後れをとりました。

キムチプレミアム現象とは

仮想通貨ブームの高まりとともに、韓国国内で取引される仮想通貨価格が海外を大きく上回る「キムチプレミアム現象が続いています。

キムチプレミアムの背景には、韓国の厳格な資本規制があります。2008年の金融危機後、韓国は経済の安定性を確保するために、資本の出入りを制限する規制が設定しました。

この規制により、仮想通貨の韓国国内への移動には時間がかかり、投資家が仮想通貨を購入する際にも大幅な制限が加えられたのです。前述のように、韓国政府や韓銀は当初、仮想通貨の価値を認めていませんでした。それらの結果、韓国の取引所は国内の需要に応えるために仮想通貨を国外レートよりもより高いレートで販売することになったのです。

英雄伝説がさらにギャンブル熱を上げる

韓国の若者は次々と成功者の英雄伝説に乗せられていきました。億万長者になった若者の成功譚がネットを騒がせ、それに続けとばかりに、多くの若者が借金をして仮想通貨トレードに参入しました。

就職することも、住宅をもつことも難しい状況にあって、ほとんど唯一の可能性が仮想通貨投資だったということなのかもしれません。

韓国におけるFXの可能性

日本で過熱しているFX取引について、韓国ではまだまだ認識が低いようです。韓国国内のFX会社は50~60社程度しかないといわれています。ちなみにレバレッジは20倍とされているようです。

ソウルの街中にはところどころに外貨両替所があります。市中の両替所は手数料が安く、日常的に現金で(ドル/ウォン)や(円/ウォン)両替がされていることから、韓国ではFXのような保証金取引よりも、現金交換に馴染みがあるのだと思います。そもそも、自国通貨への信頼が低いことが、為替取引が広がらない理由かもしれません。

ただし、今後仮想通貨への規制が厳しくなれば、FXに目を向ける投資家が増える可能性はあるのではないでしょうか。


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FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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