逆指値(ストップ)注文を上手な使えるようになれば初心者を脱出できる

FXの基礎編

FXトレーダーなら誰しも、突発的な値動きに対応できずに決済タイミングを見失ったり、相場の動きに惑わされて損切りを躊躇した結果、想定以上に損失が膨らんでしまった経験があると思います。

このような大損を防ぐための有効なテクニックに「逆指値(ストップ)注文」があります。エントリー時に逆指値注文を入れておくだけで、大損のリスクを軽減することが可能になります。いわゆる「コツコツドカン」パターンからも卒業することができるので、初心者にもぜひ覚えてもらいたいテクニックです。

逆指値注文とはなにか

逆指値注文の考え方の基本

逆指値注文とは、相場が不利な方向にすすんだときに自動的に予約注文を入れる仕組みです。「買い」と「売り」の両方の場面で使うことができ、事前に以下のような設定をしておきます。

・ある価格以上になったら買う
・ある価格以下になったら売る

「コツコツドカン」対策に有効

初心者がFXで負けるパターンは「コツコツドカン」が一番多いと思います。「ドカン」の原因は人間心理に惑わされて適切な損切りができないことに起因します。

このようにFXの難しいテーマのひとつである損切りを、微妙な相場の動きに一喜一憂することなく、自動でおこなってくれるシステムというのは有難いものです。活用しない手はありません。リスクヘッジとしての逆指値注文は、損切りの基準を「値幅」で決める方法と、「金額」で決める方法の2通りがあります。また、利益を確定せるために逆指値注文を活用するテクニックあり、こちらものちほど説明します。

逆指値注文を設定する方法

損失値幅で逆指値注文を設定する方法

逆指値注文によって損切りを設定しておくことで、一定以上の損失が出ないようにストップロスをかけることが可能です。

逆指値注文は損失値幅(pips)で設定することができます。新規の注文を出したあとに相場が逆行し、設定した損切りの値幅(pips)に到達すれば自動で損切りしてくれます。

損失金額で逆指値注文を設定する方法

逆指値注文は損失金額で設定することもできます。事前に指定した含み損の実額に到達した時点で自動的に決済注文が執行されます。

損切り幅を(-10万円)に設定しておけば、含み損が(-10万円)に達したところで損切りが実行されます。最初に損切り金額を決めてしまえば、全てのエントリーに逆指値注文を自動で入れることも可能です。

逆指値注文で利益を狙うテクニック

逆指値注文を使って利益確定する方法もあります。

設定方法は簡単で、設定画面で逆指値注文が発動される値幅(もしくは金額)を指定するところで、マイナスではなくプラスの数字を入力するだけです。たとえば(+10pips)とか(+10万円)といった具合です。

発注したあとで、遅れて逆指値注文しておくことも可能です。相場が見られないときに設定しておけば、含み益から含み損に変わった場面で悔しい思いをすることもなくなります。

逆指値注文にも限界がある

上手に活用すれば大きな力を発揮してくれる逆指値注文ですが、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

スリッページの発生

たとえば損失の値幅を(-10pips)と設定した場合、損失の値幅は(-10pips)ピッタリになるとは限りません。自動損切りは(-10pips)に達したところで発動されるので、注文が通った時の実際の損失は、場合によっては(-11pips)以上になることもあります。これをスリッページといいます。

為替相場のレートが下がっている時は、周りも売り注文に殺到するためスリッページが大きくなる傾向があり、注文したレートと約定レートのずれが大きくなります。

利益が限定されてしまう

逆指値注文を使った利益確定を否定するものではありませんが、利益が限定されてしまうというデメリットがあります。たとえば(+10万円)で利益確定した場合、実際の相場では(+20万円)の利益が出ていた可能性もあるわけです。結果論といえばそれまでですが、上級トレーダーのなかには、これを嫌って絶対に逆指値注文をしないという人もいるようです。

大口投資家の「ストップ狩り」という罠

多くのトレーダーは損切りラインを買値の(-5%)とか(-10%)、あるいは何円といったキリのいい数字に設定しています。その損切りラインの数値を多くの投資家が採用しているとすれば、それに乗じて大口トレーダーが狙いをつけてくる可能性があります。これが「ストップ狩り」と呼ばれるテクニックです。そのメカニズムを説明しましょう。

たとえば(ドル=105円)になった場合に多くの逆指値注文が発動することがわかっているとすれば、このような構想が浮かぶでしょう。

①投資家Xは大口の「売り」をして一気に(105円)まで意図的に下落させる
②一斉に逆指値注文が発動する
③相場は(105円)からさらに下がり、逆指値を入れていない投資家も売りに転じる
④投資家Xは「空売り」を買い戻す
⑤大口の買い注文が入って相場は一気に好転する
⑥投資家Xは値が上がりきったところで決済する

そもそも含み損の値がわからなければ上記の戦術は難しいでしょうが、可能性はあります。要するに買値がわかればいいのです。出来高をみればどの価格帯でエントリーした人が多いかがわかります。たとえば(ドル=108円)で買った人が多かったとすれば(105円)で上記の罠を仕掛けておくだけです。

(105円)で逆指値注文をしていた場合にストップ狩りを回避する方法はありませんが、このようなトラップを仕掛けてくる大口投資家がいるということも頭の隅に置いておきましょう。


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FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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