日本の国債が絶対にデフォルトしないと言い切れるこれだけの理由

FXの基礎編

デフォルト」とは債務不履行を意味する言葉です。国家のデフォルトとは、すなわち国債が破綻することをいいます。記憶に新しいところでは、アルゼンチンやギリシャなどがデフォルトを起こし、アジア通貨危機の際には韓国がデフォルト寸前の状況に陥り、IMFの監視下におかれたという前例があります。

昨今はロシアによるウクライナ侵攻による金融制裁により、ロシアのデフォルトが秒読みの状態です。われわれ日本人としても自国の国債の今後が気になるところですが、今回は日本国債が絶対に破綻しない理由をわかりやすく解説します。

デフォルトを起こした国々

ギリシャ

2009年にギリシャ政府による巨額の赤字隠蔽が発覚し、国債の格下げがおこなわれました。その後、2015年には返済期限を迎えた国際通貨基金の負債を返済できない状態に陥ったことから、国際通貨基金はギリシャを「延滞国」と認定し、事実上のデフォルトが認定されました。

レバノン

レバノン経済は2019年頃から急速に悪化し、インフレ率や失業率が深刻な状態に陥り国家破綻の懸念が高まったことから、雪崩的に外国人投資家の資金引き上げが起こりました。

2020年にレバノン政府は償還期限を迎えた国債と、同年に返済期限を迎えたドル借款の支払い延期を発表し、デフォルトが確定しました。

アルゼンチン

アルゼンチンは過去9回にわたりデフォルトを起こしています。最大のデフォルトである2001年には、政府が(20兆円)の利払い停止を宣言し、事実上破産しました。その後、2015年には一旦経済危機を脱出しましたが、2020年には9回目のデフォルトを起こしています。

デフォルトが発生する要因

国内外の投資家が国債を買わなくなる

国債の魅力が下がると、国内投資家が国債を買わなくなります。国債以外の魅力的な投資商品があれば、投資家は国債には見向きもしなくなります。また、ギリシャやアルゼンチンのようにデフォルト懸念が常態化しているケースでは、高金利でも海外投資家は買ってくれないでしょう。

自国の中央銀行が国債を買えなくなる

国債の信頼度低下に対する最終的な防波堤として、自国の中央銀行が国債を買うという選択肢があります。この場合に問題となるのは、国債が自国通貨ではなくドルやユーロ建てで発行されているケースです。中央銀行がドルやユーロを用意する資力がなければ国債を買い支えることができなくなります。

日本国債はデフォルトしない

GDPの200%もの借金を抱える日本

日本の借金は1000兆円を超え、GDPの2倍以上に達していることから、「いずれ借金が返せなくなる」とする議論が伝播しています。

たしかに一般人の感覚だと、「年収500万円の人が1000万円の借金をこしらえれば、生活が破綻する」という説明は受け入れられやすいものです。日本の国債はデフォルトの危険はないのでしょうか。

日本国債は自国通貨建てになっている

日本政府の財政は、税収と国債発行(借金)で成立しています。毎年国債を追加発行し、「借り換え」で借金をグルグル回している状態です。一般国民が同じことをやれば、やがて利子が払えなくなって破綻します。ギリシャやアルゼンチンはまさにこのパターンです。これらの国の国債は外貨建てになっているため、借金を重ねて手元のドルやユーロが枯渇すれば行き詰ってしまいます。

しかし、日本の国債は自国通貨建てになっているため、これらの国とは事情が異なります。極端な話ですが、いざとなれば紙幣を増刷して返済することが実務的に可能なのです。

円がハード・カレンシーであることの強み

円はドル、ユーロに次ぎ世界で3番目に多く取引されている通貨であり、オフショア債券市場の規模も英ポンドに次ぐ世界4位の規模を誇っています。日本国債がこのように強力な円で発行されているという事実とともに、日本国内の金融資産は潤沢なので、国債の価値の担保に関してもまったく問題がありません。

日本が保有する莫大な資産

日本には借金以上に莫大な資産があり、日本国債の信頼度は揺るがないといえます。具体的に資産の内訳を確認していきましょう。

日本政府の金融資産

日本政府の金融資産は570兆円(2021年3月末時点)といわれています。政府の金融資産には、国民の年金給付のために積み立てられている資金のほかインフラ資産があります。そのほかにも政府保有の土地や官庁の建物などの国有不動産は相当な額になります。

日本の対外純資産

日本の対外純資産は2021年度末時点で350兆円を超えています。日本政府の対外資産はほかの先進諸国と比較して桁違いに巨額で、世界一の規模を誇っています。その中身についても、換金可能な金融資産の割合がきわめて大きいのが特徴です。

家計の金融資産は約2000兆円

日本には政府の資産や海外の資産以上に大きな資産があります。それは家計の金融資産です。一般家庭の現金や預金、債権や投資信託、株式、年金準備金の合計は2000兆円を超えます。

これは直接、国債の返済に使えるお金ではありませんが、日本国民には国の借金を超えるだけの資産があるということは厳然たる事実です。

日本国債がデフォルトすることは考えられない

ただし確実に社会保障にしわ寄せがくる

日本政府には莫大な借金がありますが、それ以上の資産があるので当面は財政破綻することはありません。ただし、国民個人としては安心はできません。今後さらに高齢化がすすむことにより、年金や医療費といった社会保障額が増え、借金がさらに膨らむことが確実視されるからです。

貯蓄と投資の準備を

将来的には日本政府は社会保障の削減を断行することになるでしょう。社会保障費の拡大が家計への打撃となるのは必至ですから、個人としても今のうちから貯蓄をしておくだけでなく、資産の一部を投資に向けるなどの対策を講じておく必要があります。その場合、地道にFXで資産運用する方法を、投資の選択肢のひとつに加えてもいいのではないでしょうか。


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FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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