もはや年中行事となったビットコインの暴落に動揺すべきではない

初心者を狙う罠

ビットコインの価格は乱高下を繰り返しています。2021年にビットコインは最高値を更新し、一時740万円を突破しましたが、その後、年末にかけて価格が下落し、2022年1月には400万円台に、6月になると290万円程度まで暴落しました。

ビットコインは今後どのように変動していくのでしょうか。また、相場の乱高下に備える方法についても解説します。


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ビットコイン暴落の歴史

ビットコインは過去にもたびたび暴落を繰り返しています。その波乱の歴史をめぐるおもな原因には、以下のようなトピックがあります。

2017年9月 中国国内における仮想通貨取引の禁止
2019年7月 G20における仮想通貨への懸念表明
2020年3月 新型コロナウイルス流行による経済停滞(コロナショック)
2021年5月 イーロン・マスク氏の発言(ビットコインによるテスラへの支払いを認めない)
2022年1月 アメリカの金融政策(金融引き締めへの転換)

2022年におけるビットコイン暴落の要因

2022年上半期のビットコイン暴落の要因は、おもに2つの理由が重なって引き起こされたものだと考えられます。

FRB(連邦準備制度理事会)の利上げ発表

アメリカの「FRB(連邦準備制度理事会)」は、国内のインフレ対策として、2022年3月に実施された(0,25%)の利上げに続いて、6月にはさらに(0.75%)の利上げ発表をおこないました。

6月の大規模利上げによってFRBが世界中に供給したドルの回収に動いたことにより、金融市場から多数の資金が引き上げられ、株式市場とともに仮想通貨市場も下落しました。もちろん、アメリカ国内のインフレの裏には、コロナパンデミックやウクライナの情勢が強く影響しています。

「ルナ」と「テラ」の破綻騒動

ステーブルコインの登場

以前から継続的に指摘されてきた仮想通貨の課題は、価格変動(ボラティリティ)が非常に大きいということです。仮想通貨はエキセントリックな値動きに投機としての魅力がある反面、安定感を欠くため、既存の金融商品のような安定的な発展を阻害されてきました。このような仮想通貨の欠点を解決するために生まれたのが「ステーブルコイン」です。

「ルナ」と「テラ」の仕組み

ステーブルコインは価格の安定性を実現するように設計された仮想通貨です。詳しい説明は別記事に譲るとして、価格を安定させる仕組みの違いから、ステーブルコインは主に4つの種類に分類されます。このうち、「ルナ」と「テラ」は2つの類型の複合型と考えられます。

通貨担保型 法定通貨を担保にコインを発行し、その法定通貨との交換比率を固定する
無担保型 アルゴリズムによってコインの流通量を調整する

簡単にいうと「テラ」と「ルナ」の関係性は以下のような形になります。

(ルナ)≒(1単位のテラ≒1ドル)

投資家はルナとテラを自由に交換することができます。テラの価値が1ドルを下回った場合、投資家はテラを1ドル相当のルナと交換すれば、利益を得ることができます。それとは逆に、テラが1ドルより高くなればトレーダーは1ドル分のルナをテラと交換します。このメカニズムによって、投資家の売買行動からテラの相場は上下をしながら(1ドル)に収束し、「ドルペッグ」が維持されるという仕組みです。

そして一気に破綻する

ところが、この仕組みには決定的な設計ミスがありました。そもそも、これらの仮想通貨には信用性の担保がないので、片方が大きく売り込まれてしまうとドルペッグの均衡が急激に崩れ、仕組みは一気に破綻してしまうのです。

投資家がテラを売却してルナを手に入れようと殺到すると、5月9日に(1テラ=1ドル)の関係性が崩れ、テラ相場は一気に(0.1ドル)まで下落していきました。ルナの供給量は膨れ上がり、(100万分の1)まで暴落、3兆円以上あった時価総額が数日でほぼ消滅する事態となりました。

ルナとテラの崩壊によって、仮想通貨市場全体にも信用不安が広がったのです。当然ながらビットコイン相場にも大きな影響を与えました。

暴落したビットコインは今回も上昇に転じるか

これまで暴落後上昇に転じてきたビットコイン

長期的にビットコインの価格が上昇すると考えるなら、ビットコインの暴落時は最高の買い時です。実際に、これまでビットコインは暴落後にかならず反転し、急加速して価格を戻し、そこからさらに上昇しています。

たとえば2018年に暴落した際には、その後、上下動を繰り返しながら2021年10月までに10倍(18年比較)になったという実績があるほか、2020年3月のコロナショックによる大暴落では、1日で(40%)以上の下落を記録したにも関わらず、その後1か月程度でコロナショック以前の価格水準まで回復しています。

今回も同じパターンを繰り返すか

2022年上期の暴落後も、ビットコインは上昇傾向に転じるという意見が強いのは事実です。ただし、過去のパターンがそうであったとして、今回も同じように上昇転換するかどうかはわかりません。過去と同じように最終的に上昇するとしても、回復までのプロセスにおいて、さらなる下落を経由することもあり得ます。「エントリーチャンス到来」として、無計画に飛びつくのは危険です。

今後ビットコイン投資と向き合うときの注意点

今後もビットコインは乱高下を繰り返す

ビットコインの過去チャートを確認するとすぐに分かりますが、価格が急上昇した後には必ずといっていいほど暴落を起こしています。今後も価格が暴騰した後には、調整の局面が訪れると考えて間違いないでしょう。

ビットコイン投資にチャレンジする際には、このことを心に留めておきましょう。高値掴みによりその後の暴落で資産を失わないように注意が必要です。

足元を固めた投資が必要

決済のタイミングが難しいのが仮想通貨投資の特徴ですビットコイン投資における「損切り」の重要性はFXと同じかそれ以上です。

価格の振れ幅が非常に大きいため、「いつかかならず値が戻る」として損切りを躊躇しているうちに、短期的な大きな動きでロスカットを喰らうケースが目立ちます。エントリーする際には、「この価格帯まで値下がりしたら売却する」という損切り設定を怠らず、損失の拡大を抑えるのが賢明な投資スタイルです。


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FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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