初心者が長期トレンド後の「ショック相場」に動揺しないための心構え

FXの基礎編

FX初心者の典型的な失敗パターンに、コツコツと積み上げてきた利益が、ある日突然ドカンと消失してしまう「コツコツドカン」があります。コツコツドカンの原因のひとつが「ショック相場」の存在です。したがって、ショック相場のメカニズムを理解すれば、初心者が相場で大ケガしないための姿勢が固まってくるはずです。

今回は2022年上期の急激な円安トレンドへの対応とあわせて、初心者がショック相場に対抗するための有効な方法を解説します。


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FXトレードの決済タイミングの難しさ

利確と損切りは、FXにおける判断の最大の難所です。「まだ上がる」というスケベ心があると利確の決断が難しくなり、相場の反転を信じて持ち越してしまうと「含み損」が膨らんでいきます。含み損を抱えたポジションが「塩漬け」の状況に陥ると、ますます決済する決断が難しくなってしまいます。

塩漬けをしてしまう心理状態

為替相場は、上昇トレンドから反転することもあれば、当然ですが下降トレンドが上昇に向かうこともあります。塩漬け状態のままポジションが「含み益」に変わることに期待する気持ちは充分理解できますが、神頼みのようなトレードは禁物です。相場の神様は、根拠のないトレードの味方にはなってくれません。これは猫道場主自身も経験している相場の真実です。

初心者の塩漬けには合理性がない

塩漬け戦術には以下のようなデメリットが伴います。

・精神的負担が大きい
・塩漬け中は資金が動かせない
・含み損がさらに拡大する可能性がある

とくに注目すべきは「含み損の拡大」です。為替相場は一方向に直線的に動くのではなく、ジグザグの上下動を繰り返してトレンドを形成しています。ポジションを塩漬けしていれば、いつかはかならず値が戻るのですが、値が回復するまでのプロセスを読むのは至難の業です。

熟練のプロトレーダーならまだしも、多くの初心者の場合は、値が戻るプロセスにおいて、逆方向への大きな変動によって損切りさせられるケースが大半です。「初心者の塩漬けには合理性がない」といわれる所以です。

ショック相場が現れる局面で注意すべきポイント

ショック相場における塩漬けは、致命傷になる可能性があります。とくに注意すべき局面はどこにあり、そのとき初心者がとるべき作戦として、どのようなものが考えられるでしょうか。

トレンドの大きさによる反動の違い

為替のトレンドは一方的なものではなく、いつかは必ず反転します。一般的に、トレンドが長く続いたり大きく振れれば、反動のパワーは大きくなり、短いトレンドや小幅なトレンドのあとの反動はあまり大きくなりません。一方向への強い展開が長く続き、その方向を前提とした取引が拡大している状況下でトレンド転換が発生すると、相場が一気に逆方向に動くショック相場が発生しやすくなります。

長期トレンドは危険のメッセージ

2022年上期現在の(ドル/円)相場を例に説明しましょう。強い「円安ドル高」が長く続いたのちに、今後もし「円高ドル安」への急転換が起これば、相場の主流であった「ドル買い」投資家に大きな含み損が発生します。その結果、投資家の損失を確定させるための「ドル売り」が大量に発生し、ドルの急落の波が発生するはずです。

それとともに、大きく長いトレンドは「振れ幅」が大きく、ロスカットの危険も高まります。この前提に立って方針を定めていくのが、初心者が2022年下期以降の(ドル/円)相場で戦うための基本姿勢となるはずです。

2022年上期の円安をどう考えるか

一義的な目標は大ケガをしないこと

トレンド転換のポイントは、さまざまな要因が関わっているため、初心者が感知することはほぼ不可能です。その「臨界点」がわからない以上、相場の急変による大ケガを避ける方法を探すことが、トレーダーにとっての最大のテーマになるはずです。

(ドル/円)相場の反動は大きくなるはず

今後、(ドル/円)相場は150円までいくのか、あるいはそれ以上になるかもしれません。いずれにしてもトレンド反転の瞬間はかならず訪れます。それがいつ訪れるかはわかりませんが、円安が長く続くトレンドが転換すれば、反動が大きくなることは容易に予想できます。

猫道場主ならこうする

長期で強い円安トレンドの局面で、猫道場が提案するのは以下の対応です。

・現在(ドル/円)を買いトレードして含み益が出ているなら一旦利確する
・(ドル/円)の新規取引はこれまでより縮小してエントリーする

トレンドが長期にわたる局面におけるトレードは、「勝ち抜け」できるかどうかがポイントです。すでに利益が出ているのですから、これ以上欲をかいてはいけません。

猫道場主の経験上、コツコツと積み上げてきた利益が、ある日突然、ショック相場に巻き込まれてドカンと吹き飛んでしまうのは、欲をかいていつまでも利確せずに「含み益」のままで保持していたケースがほとんどです。その轍を踏まないためには、取引を徐々に縮小していくべきだと思います。「もっと儲かるのに」といった考えは封印しましょう。「150円になるまで待とう」。このような考えが致命傷になるかもしれません。150円になる根拠など、どこにも存在しないからです。


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FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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