2022年ついに「仮想通貨の暗黒時代到来」という予測が強まる

初心者を狙う罠

仮想通貨の時価総額は、市場全体で2021年11月(3兆ドル)をピークに下がり続け、2022年6月には(1兆ドル)を割り込んだとのデータがあります。仮想通貨の動向については、サブプライムを起点とするリーマンショックになぞらえる考察なども多数あり、予断を許さない状況にあるといえそうです。

今回は、今後の仮想通貨やビットコイン相場の動向について考察していきたいと思います。


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仮想通貨相場凋落のきっかけ

2022年の仮想通貨市場の凋落の理由は、ステーブルコインの信用低下とアメリカの金融政策の転換であるといわれています。

ステーブルコインの信用低下

テラUSDの崩壊

仮想資産価格が下がり始めたのは2022年5月上旬でした。きっかけは「テラUSD」の崩壊です。2020年に誕生したテラは、「1テラが1ドルとほぼ同等の価値」になるように設計された、いわゆる「ステーブルコイン」で、当初から多くの資金を集めていました。

しかし、5月上旬に突如価格が下落すると、わずかな期間でその価値が100分の1以下になってしまいました。

テラUSDの鉄壁のロジック

テラを説明する際に欠かせないのが、もうひとつの暗号資産「ルナ」の存在です。テラはドルペッグを謳っていましたが、その実体価値を裏付ける資産はありません。しかし、テラの価格が下がっても、同じプログラムが発行する1ドル相当のルナと交換できるというのが、テラの価値を担保するロジックでした。

テラが「デぺッグ」(1テラ≒1ドルが崩れる)したケースを考えてみましょう。投資家は(0.9ドル)でテラを購入すれば、1ドル相当のルナと交換できるので、交換したルナを1ドルで売却することで瞬時に(0.1ドル)の利益が出ます。保有していたテラが(0.9ドル)になった場合でも、ルナに交換してルナを売却すれば損失は出ません。

テラUSDのロジックが崩壊する

一見すると、よくできたロジックです。しかし、このロジックが成立するためには、デペッグ状態になったときに「ペッグ回復を期待した買いが入る」ことが必須条件です。

しかし、インフレ加速にともなう世界的な金融引き締めによって仮想通貨市場が低迷し、テラにあらたな買いが入らなくなると、テラのロジックは一気に崩壊していったのです。

一気に投げ売り状態になる

2022年5月に入って、テラの大量の引き出しが発生したとの情報がSNSで駆け巡り、それがさらに投資家の引き出しを呼ぶ「取り付け騒ぎ」のような状況となりました。

テラの崩壊を発端に、パニック状態は仮想通貨市場全体に波及しました。この事件は、ステーブルコイン全体の信頼性の低下につながっていったのです。

アメリカの金融政策の転換

2022年に入って、アメリカのCPI(消費者物価指数)の上昇が加速すると、FRBがインフレ収束に向けて利上げペースを加速させるとの見方が強まり、ビットコインの下落に拍車がかかりました。

その後、利上げが発表されると、2022年6月には250万円台まで下落し、2021年11月の高値からわずか6か月で(70%)近くの下落という、ビットコインの歴史の中でも類を見ないほどの大幅な暴落を見せたのです。

仮想通貨相場の低迷はいつまで続くのか

アメリカの高金利政策はしばらく続く

ビットコインや仮想通貨の価格形成にもっとも大きな影響を与えるのは、アメリカを中心とする世界の金融市場や中央銀行の金融政策の動向です。

低金利時代には、リスクはあっても高い利回りが見込める仮想通貨は有利な投資対象と見られていましたが、金利が上昇局面に移ると、投資家はリスクを避けるために債権などの安全な資産に資金を振り向ける動きを強めます。昨今のアメリカ経済の状況からみて、高金利政策は中期的に継続するという見方が有力ですから、仮想通貨やビットコインの価格回復にとって悪材料が続くでしょう。

脆弱なステーブルコインは淘汰される

テラの事件は無担保型のステーブルコインの不安定性を露呈したほか、小規模のステーブルコインの脆弱性が顕在化しました。その一方で、「法定通貨担保型」である「テザー」「トゥルー」などは、一時下落したものの、その後は安定的に推移しています。今後は安定性に対する投資家の視線は厳しくなり、ステーブルコインの選別が強まるのではないでしょうか。

今後ビットコインはどうなるのか

アメリカの金融政策と、利上げの主因となっているインフレの状態を考えると、当面はビットコインにとって厳しい状況が続くことは間違いないでしょう。「当面はビットコインに冬の時代が続く」という専門家のコメントをよく目にするようになりました。

2022年後半は、アメリカのインフレや利上げのペースに注目が集まるでしょう。

ビットコイン低迷期の戦い方

ポジションの塩漬けはNG

ビットコインの価格下落局面において、損失が膨らむのを座視しているのは精神的にも辛く、何か別の投資手段に打って出たいところです。資金効率的にもっとも避けなければならないのは、価格が下落したコインを抱えたまま、「塩漬け」の状態にしてしまうことです。

塩漬けにするくらいなら、涙を飲んで損失を確定して別の金融商品に乗り換えるか、キャッシュに替えて次の投資チャンスを待つべきだと思います。

テクニカル分析には限界があることを知る

仮想通貨は生まれて間もない投資商品だけに、テクニカル分析が通用しない局面があるという意見を多く目にします。猫道場主も同じ意見です。

テクニカル分析は、あくまで目先の売買タイミングの補佐的な役割にとどめ、相場の大局観をつかむために経済や金融市場をチェックするというバランスが、ビットコイン投資分析における理想かもしれません。

空売りを仕掛ける高等テクニック

これは上級テクニックになりますが、積極的に打って出る方法として、値下げ局面において「空売り」を仕掛けるテクニックがあります。レバレッジをかけて空売りを仕掛けることによって価格下落で大きく稼ぐ可能性が高まりますが、価格が乱高下する場面では、かなりリスキーな戦術になり得ます。


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FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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