誰でも最初は初心者です。見よう見まねでFXを始め、やがて着実に利益を出せるまで成長するのが理想ですが、訳もわからないままに大きな損失を受けて退場してしまう初心者が多いのが実情です。FXの利益が本業の収入を上回り、専業トレーダーとしてFXに専念する人もいますが、初心者としては、まずは少額でも利益を出せる中級トレーダーに成長することを目標にしましょう。
今回はFX初心者が中級トレーダーに成長するためのステップについて解説していきます。
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まず初心者は基礎を固める
FXの収入を安定化するためには基礎固めをしっかりおこなうことが重要です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
FXの正しい知識を身につける
FXには専門用語が数多く存在します。たとえば「レバレッジ」「スプレッド」という基本用語がありますが、これらの用語の意味を知るだけでは足りません。重要なことは、レバレッジをどのようにコントロールするのかを学び、取引通貨ペアのスプレッドの違いを理解し、有利なFX口座を開設することの重要性を知らなければならないということです。
中途半端な理解でトレードを始めると、想定外の大きな損失を抱えるリスクがあります。
トレンドに合わせたトレードを心がける
FXで安定した利益を得るためには、トレンドの流れに逆らわないことが重要です。為替が上昇傾向にあると予想できる場合には「買いトレード」を、下降傾向にあると予想できる場合には「売りトレード」をおこなうということです。
いきなり大きな利確を狙わず、予想が外れた場合は「損切り」を的確におこない、損失を最小限に抑えることが取引における大きなポイントです。
レバレッジを抑えたトレードを実践する
FXでは自己資金の最大25倍までレバレッジをかけて取引することが可能です。高いレバレッジの取引は利益が大きくなりますが、当然ながら損失リスクも大きくなります。
初心者に必要なことは経験を積むことです。一発勝負に出るのではなく、損失が生じてもその損失が最小限に収まるようなトレード方法を選択し、長く戦うための工夫をしましょう。
少額のスキャルピングから始めるのも一案
相場に慣れるための最初の一歩として、少額の「スキャルピング」に挑戦してみるのもいいと思います。スキャルピングは数十秒~数十分の短時間の売買により、小さな値動きを狙う取引手法です。
注意しなければならないのは、単に「勝った負けた」の結果に一喜一憂しないことです。かならずトレンドの方向性に関する根拠をもってエントリーしなければなりません。適当にエントリーするのはご法度です。もちろん、予想が外れた場合は、その理由を追求する姿勢がなければいけません。
中級者になったら
順調にトレードを重ねてある程度利益の出し方がわかってきたら、次のステップに進みましょう。知識や経験を身につけ、多少のリスクを背負いながら利益を意識した取引に移行します。
レンジ相場に挑戦する
初心者の場合はトレンドに合わせたトレードを推奨しましたが、現実問題として、トレンド相場は相場全体の(20~30%)程度しか現れないため、取引機会が少ないというウイークポイントがあります。
FX中級者になって、さらに積極的に利益を得るためには、残り(70~80%)を占める「レンジ相場」で戦うテクニックを学習しましょう。価格の上限(レジスタンスライン)と価格の下限(サポートライン)を読み解くことができれば、安定した利益が期待できます。
レバレッジを上げる
レバレッジを高くすればリスクも高くなるため、初心者には低いレバレッジでトレードすることを推奨しましたが、損切りなどのリスクマネジメントの知識を身につけた中級者であれば、レバレッジを上げてリスクを抑えながらトレードをおこなうことが期待できます。
多少の勇気とトレードスキルの確信をもって、少し高いレバレッジでのトレードに挑戦しましょう。もちろんこの先も、学習と経験の積み重ねですが、初心者時代よりもさらに多くの利益が期待できると思います。
中級トレーダーの心得
FXの基礎を学習し理解を深めても、頭で覚えた知識だけですぐに勝てるわけではありません。たとえ上級者であってもFXは勝ったり負けたりの連続ですから、最終的にプラスを残すためには、なにより経験がモノをいう世界でもあります。目先の損益に拘らず、「負けを小さく抑える」ことによって長く戦う心構えがなによりも重要です。
中級者の自覚ができれば、初心者の頃よりも大きな利益が期待できるようになりますが、リスクを伴うことも忘れてはいけません。「自分はもう中級者だ」という慢心や油断から、大きな損失を抱えることがないように、リスクマネジメントを徹底することを忘れないようにしましょう。
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