FXトレードにおけるリスク分散の考え方の基礎を学ぼう

FXの基礎編

「投資にはリスク分散が大事」といわれることも多いですが、FXにおけるリスク分散はどのように考えればいいのでしょうか。「分散」とひと口にいっても、為替市場におけるリスク分散のアプローチと、FX以外の投資先への分散投資の2通りが考えられます。


猫道場もランキングに参加しています。応援よろしくおねがいするにゃ!

間違ったリスク分散の考え方

一般的に複数の投資先に資金を分散しようとする場合、同じような値動きの傾向がある投資先に投資してもほとんどリスクヘッジにはなりません。たとえば株式投資の場合であれば、いわゆる「内需関連株」と呼ばれる不動産株と建設株を同時に購入するのは好ましくありません。住宅需要が落ち込むと、一緒に株価が下落してしまう可能性が高いからです。

また投資先を分散したとしても、一度に資金のすべてを投入することも上策とはいえません。急激な不況になれば、株式や現物先物など、いずれの金融商品も同時に下落する可能性が高くなります。

FXにおけるリスク分散の考え方

それでは、FX投資におけるリスク分散のアプローチを紹介しましょう。

複数の通貨ペアへの投資によるリスク分散

トレードのリスクを回避するためのひとつの方法は、複数の通貨ペアに分散してトレードする手法です。ひとつの通貨ペアで損失が出てしまっても、他の通貨ペアで利益が出ていれば、トータルで損失額を抑えることが可能です。

通貨ペアには「相関関係」があることが知られています。相関関係とは、ひとつの通貨ペアの動きがほかの通貨ペアの価格に影響を与える関係のことです。2つの通貨ペアが同じ方向に変化する関係を「正の相関」、逆の方向に変化する関係を「負の相関」といいます。

同じ方向に動くAとBという通貨ペアを同時に買った場合、思惑どおりに相場が動けば利益を最大化することができますが、逆にはまると損失が2倍になります。

このようなことから、負の相関関係にある通貨ペアをそれぞれ「買い(もしくは売り)」のポジションで保有することによって、どちらか一方が思惑から外れた動きをしても、損失を限定することができるのです。

時間差によるリスク分散(ドルコスト平均法)

同じ時間に大きな資本を投入したり、複数のポジションを保有すると、市場の急激な変化に対応できなくなります。したがって、投資する時間を分散しておくことにより、一時的な価格変動のリスクを抑えることができます。

このときに有効な手法が「ドルコスト平均法」です。わかりやすいように、毎月1万円分の「投資信託」を購入するという仮定から、ドルコスト平均法の考え方を説明します。

①初月に一口1000円の投資信託を10口購入した
②翌月は一口500円に値下がりし、20口購入した
③翌々月は一口2000円に値上がりし、5口購入した
④3か月間で3万円投資し、合計35口の投資信託を保有した

もし価格が1000円の初月に3万円分まとめて購入していたら、(30口)しか保有できませんでした。つまり、短期的な値動きを気にせずに、購入金額を一定にして長期間にわたってコツコツと積立投資をすれば、購入金額が平均化され、リスクを抑えた投資が可能になるのです。

ドルコスト平均法はFX投資でもよく利用されています。時々刻々と変化する為替相場において、同じタイミング、同じ金額で購入することによって上記の例と同様の効果が得られます。

FX以外への投資によるリスク分散

景気が良いと株価が上昇する一方で、債券価格は値下がりする傾向があります。つまり、株式と債券の両方を保有していれば、結果的に資産全体の価格変動リスクを低く抑えることができるということです。そのほか、国内株式と外国株式、外貨建債権、希少金属などの現物投資などとの組み合わせも同様の効果があります。

しかし、世界的な不景気になれば、株式や保険商品、現物先物などの金融商品は一斉に下落するかもしれません。その点、FXは相対的なものなので、極端なデフレで貨幣価値そのものが一斉に下がる場合は別として、一斉に下落するというリスクがありません。たとえば(ドル/円)であれば、ドルが下がれば相対的に円の価値が上がります。

このようなことから、ほかの金融商品とFXの組み合わせは相性がいいといえるでしょう。

投資はかならず余剰資金で少額から始めること

何事もスタートが肝心です。投資の世界においては、ギャンブラー体質の人はかならず破滅します。リスクヘッジのためには、自己資産のトータルの運用を考慮して投資を運用しなければなりません。

最低限守っておきたいのは、どんな投資でも余剰資金でおこなわなければならないということです。少額ではじめるというのは当然のことで、絶対に生活資金を投資につぎ込んではいけません。安全で確実な資産形成を実現するために、FX初心者もぜひ分散投資の考え方を取り入れましょう。


猫道場もランキングに参加しています。応援よろしくおねがいするにゃ!

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FX超初心者専科 猫道場 道場主H

FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP