月曜の朝に開いた「窓」が閉まる確率は(95%)もある

テクニカル編

FXの相場には「」と呼ばれる現象がみられることがあります。為替市場が休場となる週末や年末年始などに、市場のクローズ時の終値とオープンの値が「値飛び」を起こすものです。今回はFX初心者に向けて、「窓開け」「窓閉め」における相場の立ち回り方を解説します。


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相場の「窓開け」とはなにか

土曜の朝から日曜の朝までの時間帯や年末年始の期間は、日本をはじめ欧米の市場でも取引が停止状態になります。この間に為替に値動きがあると、オープンと同時に「値飛び」を起して窓が開きます。

一方で、イスラム諸国には国民の休日が日曜日ではない国もあり、世界のほとんどの取引が休みの間にも取引がおこなわれています。通常であれば、通貨取引の全体量は圧倒的に少ないのですが、ときに数億単位の大口の注文が入ると相場の「窓が開く」原因になります。このほか、週末に大きな災害や戦争などが勃発した場合も「窓開け」を誘引します。

窓開けのなにが問題か

週明けまでポジションを持ち続けた場合、月曜の朝の窓開けによって大きな価格変動に対応できず、想定外のロスカットを受ける場合があります。

とくに、もともとボラティリティ(価格の変動)が大きい通貨ペアの場合は、週を跨いだポジションの保有には最大限の注意を払うべきです。かつて、英ポンドやスイスフラン、そのほかマイナー通貨ペアでも、週明けの窓開けによる為替の大暴落によって、多くのトレーダーが大損害を被る悲劇がありました。

閉まらない窓はない

しかし、一旦開いた窓は、ほとんどの場合は、元の相場に戻るといわれています。これを「窓閉め(窓埋め)」といいます。

一週間以内に窓が閉まる確率は(95%)

FXのリスクである「窓開け」ですが、これを逆手にとって利益を狙う方法も考えられます。FXトレードには「埋まらない窓はない」という格言があります。大まかな統計ですが、FXの窓の(95%)は一週間以内に閉まり、残りの(5%)はそれ以上の時間をかけて閉まる、あるいは結局閉まりきらない場合もあるとされています。

つまり、窓が埋まる確率はほぼ(100%)に近いと考えられるのです。

大きな窓ほど閉まるまでの時間が長くなる

窓が大きく開くと、閉まるまでの時間が長くなる傾向があります。また、窓が開ききったと判断してエントリーしても、そこからさらに窓が大きく開いていく場合もあります。したがって、窓閉めのタイミングを狙うトレードを検討する際には、窓の大きさに応じた損切幅をあらかじめ決めておくことが重要です。

一週間以内に窓が閉まる確率が高いとされていますが、窓が大きい場合は数か月から1年以上の時間を要する場合もあります。その確率は低いとはいえ、エントリーする際にはリスクとして受け止める覚悟も必要です。

窓が開いた理由を確かめる

窓が開く原因を知ることは、窓埋めまでの時間を判断する材料になります。それぞれのトピックによる窓開けの傾向を確認していきましょう。

中東の投資家の資金投入による窓開けはすぐに閉まる

中東の少数投資家の介入によって窓が開いた場合は、相場に大きな影響のない「中身のない値動きである」という判断がされ、週明けに開いた窓は一気に埋まります。

政府関連の重大発表で開いた窓は閉まりにくい

為替相場や株式市場がオープンしている時間帯に重大なニュースが発表されると、市場参加者がパニックとなり、波乱の相場の展開へと繋がる可能性が高くなります。そこで主要国政府は、市場の混乱を最小限に抑えるために、週末を選んで重大発表をおこなう傾向があります。

そのような重大ニュースによって開いた窓は、一度開くとなかなか閉まりづらくなる傾向があります。

天災や戦争などのハプニングで開いた窓は大きくなる場合がある

週末に発生した天災や戦争、テロなどの場合は、その事件の深刻度合いによって窓の大きさは変わってきます。とくにアメリカ関連の事件事故は為替相場に強力なインパクトを与えます。窓が大きく開けば、閉まるまでの時間も長くなります。

初心者トレーダーでもできる「窓エントリー」

日頃から国際的ニュースに注目する

初心者トレーダーも、週末はもちろんのこと、日頃から世界のニュースに注目するように心がけましょう。戦争や大災害はもちろん、アメリカの経済指標の発表は最重要項目です。イギリスのユーロ離脱のような大きな政治的要因によって窓が開いた場合は、エントリーを見送ったほうがいいでしょう。

残り5%にも注意を払う

「95%の窓は一週間以内に埋まる」確率が高いわけですから、このタイミングをエントリーの材料にすることについては充分に有効性があるわけですが、窓閉め狙いのトレードをより確実性のあるものにするためには、残りの(5%)のパターンで手を出さないことです。もしエントリーしてしまった場合でも、根拠のない値戻りに期待してダラダラと持ち越すのではなく、早急な損切りをして損失を最小化しましょう。

証拠金には余裕をもつ

窓閉めに時間がかかるケースというのは、含み損を抱えている状態だということです。タイトな証拠金維持率でトレードしていると、窓閉め前に損切りしなければならない場面もあり得るので、充分な証拠金を維持することも「窓対策」には有効です。

窓閉め後に反転するパターンも多い

窓が閉まったあとに為替が反転するパターンがあるので、窓が閉まる少し前のポイントで利確することを心得ましょう。

これは、窓閉めポイント間際にファンド勢がふたたび窓を開けるように資金を投入する「ポジション狩り」を狙うケースです。したがって、窓閉めポイントの少し前に利確ポイントを置けばそのようなトラップにハマるリスクも少なくなるはずです。


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FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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