大衆心理を利用したトレード手法を覚えて初心者を卒業する

初心者を狙う罠

為替相場の動きをどれだけ正確に予測できるかというのが、FXにおける最大のテーマです。ところが、実際にはベテラントレーダーであっても読み間違いがあり、ましてや初心者が予想を外すことは当たり前のことです。しかし、読みの精度を上げていかない限り、永遠に初心者のままで終わってしまいます。

今回は為替相場を左右する「大衆心理」を利用した取引手法を紹介します。


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大衆心理をトレードに生かす

大衆心理とはなにか

人間は集団のなかにいると自分の判断よりも周囲の雰囲気や行動に合わせた行動をとる傾向があります。かりに周囲の意見が間違っていても、その意見を支持する空気があると説得力が増します。これを大衆心理といい、現実世界だけでなくネット空間においても同じ現象が見られます。

日本人はとくに集団意識が強く、大衆心理に流されやすいといわれています。大衆心理は為替のチャートにも現れますチャートは投資家の心理が売買注文の量として反映されるからです。価格が下落していれば、多くの投資家が売り注文に流れ、上昇していれば多くの投資家は買い注文に追随します。

大衆心理をトレードに利用する2つのアプローチ

多くの人が大衆心理に流されるのであれば、それを利用して収益を狙う戦略が考えられます。

具体的なアプローチとして「大衆心理に従う方法」と「大衆心理を逆手に取る方法」の2つのアプローチが考えられます。

大衆心理に従う方法

この戦術は奇をてらったものではなく、ごくオーソドックスな取引手法です。レンジ相場、トレンド相場、それぞれの戦い方を紹介します。

レンジ相場での戦い方

上下に一定の値幅で小さな値動きが発生している「レンジ相場」では、水平ライン(レジスタンスライン・サポートライン)を使ったトレードが有効です。水平ライン付近は多くのトレーダーが意識しているポイントで、その値段に近づくと反発する性質があります。

サポートラインでエントリーする

サポートラインで何度も反発しているのは、ライン付近で買いポジションを持っているトレーダーが多いことを表しています。もし、このラインを下にブレイクすれば、買いポジションを保有しているトレーダーは含み損を抱えてしまうことになります。したがって、ライン付近まで下がってくると追加の買い注文が入るわけです。

したがって、サポートライン付近まで下がってきたところで買いエントリーし、レジスタンスラインに届く前に決済すれば利益を得ることが可能です。

レジスタンスラインでエントリーする

レジスタンスラインで何度も反発していることから、ライン付近で売りポジションを持っているトレーダーが多いことがわかります。

先ほどとは逆に、レジスタンスラインを上にブレイクすると売りポジションを保有している場合は含み損を抱えることになるので、ライン付近まで上がってきたところで売り注文が入ります。したがって、サポートライン付近まで下がってきたら買いエントリーをおこない、レジスタンスラインに届く前に利確する戦術が成り立ちます。

トレンド相場での戦い方

トレンド相場は、「先行期」「追随期」「利食い期」の3つの場面に分類されます。注目すべきはトレンド変換を生む「利食い期」です。

利食い期を狙う

利食い期は、先行期や追随期で利益を出したトレーダーが利確を始める時期で、相場が頂点に達する直前の状況です。たとえば上昇トレンドにおいては、下記のような大衆心理が働きます。

買いポジションをそろそろ利確しよう
利確する人が増えるから売りエントリーしよう

どちらの場合も相場を下げる効果が働きます。この先、頂点に達したトレンドが逆方向に動き始める(トレンド転換)ので、このタイミングを狙ったトレードが有効です。

大衆心理を逆手に取る方法

大衆心理を逆手に取るプロのテクニックは、トレンド相場での戦い方に現れます。

レンジからトレンドへのタイミング

トレンドが発生する前には、価格変動の小さいレンジ相場が続きます。相場には大衆のさまざまな思惑が入り組み、レジスタンスラインまで価格が上がると売りが入り、下がれば買い注文が入ります。その均衡が崩れると、価格が一方向に動くトレンド相場に移行します。一般的にレンジ相場が長く続くほど、反発は大きくなるとされています。

初心者は知らぬ間に大衆心理に飲み込まれる

トレンド発生時には多くのポジションに含み損が発生します。大きなトレンドに成長すれば損失は拡大してしまいますが、多くのプレイヤーはすぐに決済することなく、トレンドの強弱や反転があるかどうかを様子見しています。

その後、トレンドへの転換を確信したトレーダーによる損切りが徐々に増えてきますが、大衆の多くは諦めきれずにポジションを持ち続けます。本当にトレンドに転換したかどうかの確信がないからです。もしレンジの延長線であれば、すぐに値戻りするはずなので、「この段階で損切りするのはモッタイナイ」と考えるわけです。

プロはアマチュアと真逆の投資行動をとる

このような大衆心理の裏をかくのがプロの手法です。大衆の損切りが始まったところで、プロはさらにトレンド方向への新規ポジションを取り、相場をさらに一方向に伸ばします。これによって、我慢しきれなくなった大衆の損切りが「レミングの群れ」のような雪崩現象を生み、トレンドをより強力なものにしてしまいます。

大衆心理に飲み込まれないための工夫

損切りラインを明確にする

損切りはすべてのトレーダーに必須のスキルです。自分で決めたルールを実行することで、大衆心理の大きな波とは関係なく、自信をもって意思を貫くことができるでしょう。

損切り注文が多いポイントを把握する

相場が大きく動くタイミングでは、多くの大衆が損切り注文を実行します。このラインを予測できれば、損失を最小限に抑え、さらにその逆をついて利益を出すことができるはずです。過去に大きくトレンドが生じたチャートをいくつも検証してみましょう。

過去データをもとに、現在の相場の転換ポイントを予測するプロセスは、FXで利益を出すための本質的な考え方です。多くの時間を費やすことになりますが、上級トレーダーを目指す初心者は必ずやるべきタスクです。

自分の心境をノートに記す

トレンド転換やポジションを決済した際の心境をノートに記すことで、自分の思考プロセスをデータとして残すことができます。地道な作業ですが、蓄積されたデータは今後、合理的な選択をするための武器となるはずです。

要するに「コツコツドカン」の逆をいけばいい

コツコツドカンとは、勝てる場面では大きく稼げず、損失が出る場面で大負けしてしまう「利小損大」のパターンです。難しいことはともかく、大衆心理からの脱出を目指すのであれば、「コツコツドカン」の逆を実行すればいいのです。

「コツコツドカン」の逆とは、小さく損切りを積み重ね、ワンチャンスで大きな利益を出すことです。トレンドをより正確に把握する。これこそ勝てるトレーダーの鉄則です。


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FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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