海外FXで口座が凍結される理由と凍結解除の方法について

FXの基礎編

海外FX口座を運用していて、口座が使えなくなる「口座凍結」を経験したという話をときどき耳にします。今回は、海外FX口座の凍結の理由と対処法を解説します。


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FX会社の規約に違反した場合

FX会社が定めている規定に違反した場合に口座が凍結される可能性があります。意図的に違反行為をおこなうのはもちろんダメですが、知らず知らずのうちにやってしまわないように注意しましょう。

裁定取引(アービトラージ)

アービトラージには3つの種類があります。多くの海外FX会社で、これらの行為は禁止されているので注意が必要です。

他業者間での両建て取引

FX会社(A)では買いを、FX会社(B)では売りの、それぞれ同じ通貨ペアのポジションを持つ取引です。為替差損は差し引きゼロになりますが、為替の大きな変動があれば「セロカットシステム」により、収支はプラスになります(理由は後述)。

そのほかA社とB社で提示する金利に差があれば、その差分がトレーダーの利益になります。

複数口座による両建て取引

海外FX会社は、ひとつの業者で同時に複数の口座を保有できることが多いです。たとえば「口座α」では(ドル/円)買いを、「口座β」では(ドル/円)売りのポジションを1万円ずつ保有するとします。為替市場がドル安に大きく動き、為替が円換算で5万円出たとすると、海外口座のゼロカットシステムによって、「口座α」の損失は1万円に抑えられ、「口座β」では5万円の利益が出ます。その結果、差し引き4万円の収益になります。

このように、ロスカットが出るような大きな為替の動きがあると、トレーダーはノーリスクで利益を獲得することができるのです。

グループ内での裁定取引

友人や家族と結託して、上記のようなアービトラージをする場合が該当します。どのような方法によるものかは定かではありませんが、他業者間での両建て運用と同様に、意外とばれてしまうようです。

虚偽の申請

いうまでもなく虚偽申請は口座凍結の対象です。よくあるのは、未成年が親や身内の名義を使用して口座を開設するケースです。他人を騙った「なりすまし」は犯罪に問われます。各FX会社でも本人情報を厳しくチェックしています。口座開設時の職業や収入の虚偽申告もすぐにわかってしまうので、安易に考えないようにしましょう。

システムの盲点を狙ったトレード

遅延やレートエラーを狙った取引

アクセスが集中して接続が遅れた場合や、サーバーのエラーによってレートの表示がフリーズしたタイミングを狙った取引も禁止されています。このような状況で利益が出ても、口座が凍結されて出金できなくなってしまいます。

経済指標発表時のハイレバレッジ取引

経済指標が発表されるタイミングを狙ったハイレバレッジ取引も禁止されています。上下いずれかに為替相場の大幅変動の可能性があるため、ゼロカットシステムの悪用(アービトラージ)と解釈される可能性があるからです。

実際に経済指標の発表時にはレバレッジ制限をかけている会社もあります。

週明けの窓狙い取引

金曜日の終値と月曜日の始値との間でレートに差が出る状況を「窓開け」といいます。窓開けは次第に上昇または下降して落ち着いていく(窓埋め)ことが多いので、相場の動きが読みやすいとされています。この瞬間を狙った取引も禁止事項に該当します。

一定期間利用がない場合

実は口座凍結の原因として最も多いのが「口座を一定期間利用していない」パターンです。口座を使用せずに長期間放置しておくと、いざ使おうと思ったときに凍結されている場合があります。

稼ぎすぎると口座は凍結されるか

OTC業者」とは悪質な呑み業者のことで、顧客の勝ちは業者の損失になり、顧客の損失は業者の利益となります。そのため、顧客が大きく稼ぐと口座凍結や出金拒否されるリスクがあります。「稼ぎすぎると口座が凍結される」ケースとは、このような悪質業者が多いようです。

海外のFX会社と契約する場合は、金融ライセンスを取得している業者を選ぶことはもちろんです。ライセンス登録があれば100%安心かといえば断定はできませんが、たとえば入金催促の電話連絡をしてくる業者などはOTC業者である可能性が高いと考えられます。

口座凍結を解除する方法

一部の悪質なOTC業者は例外として、口座が凍結されたとしても入金した証拠金や資金が没収されてしまうわけではないので慌てないようにしましょう。

多くの場合は、口座が長期間使用していないか、何らかのトラブルを引き起こす危険性を防ぐための業者側の処置です。まずはカスタマーサポートに連絡して口座凍結の理由を確認し、今後の対応を協議しましょう。

休眠口座の凍結解除

一定期間取引をおこなっていない休眠口座の場合は、凍結解除の条件として「維持管理手数料」の負担が求められることがあります。求めに応じて追加入金すればトレードは再開可能になります。

そのほか「一旦、口座が凍結されると解除しない」というルールの業者がありますが、この場合は、取引再開にあたって新規の口座開設が求められます。

不正行為による口座の凍結解除

不正行為のトレードによる口座凍結の場合は、解除はほぼ不可能だと考えたほうがいいでしょう。それだけでなく、ブラックリスト入りして他社を含めて新規口座の開設もできなくなります。不正行為に心当たりがなければ、証拠を提示するなどして粘り強く交渉し、規約違反がないことが認められれば、凍結解除される可能性があります。

悪質業者の口座の凍結解除

海外業者は日本の金融庁の法規制を受けないので、詐欺的な業者に対しても日本の法律は及びません。したがって、これらの悪質業者と突然連絡がとれなくなったり、倒産(偽装を含む)して口座が凍結されても対応のしようがありません。資金を回収するために弁護士が介入するケースもありますが、多大な時間や経費がかかるうえ、ほとんど回収できないのが現実です。結局、非正規の会社とは契約しないことが、最大の防御策であるということです。


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FX超初心者専科 猫道場 道場主H

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FXトレードは知識や経験の差によって、結果に大きな差がでます。 多くの人が1年以内にトレードから撤退していますが、その原因の多くはやはり知識や経験の少なさによるものです。 FXはボードゲーム(将棋やチェスなど)に例えられることがあります。 どんなゲームでも基本が身についていなければ、相手に勝つことはできません。 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。 戦いに勝つためには、まず相手のことを知らなければならないという意味です。 FXにおいて、みなさんが戦う相手は、「市場(しじょう)」という大きな敵です。 市場と戦うための知識の入り口として、ぜひこのサイトを役立てていただきたいのです。 そして、経験についてはトレードを積み重ねることによってしか得られません。 みなさんにはご自分の資力の範囲で、無理のないトレードを開始していただきたいと思います。 「はじめに」でも触れましたが、FXトレードは奥が深いものです。 将来の勝ち組を目指して、また、その過程で経験するであろうFXの怖さやワクワク感をぜひ堪能してほしいと思います。 どんなゲームにもビギナーズラックがありますが、そのような幸運は長くは続かないことを知り、くれぐれも丁半博打のような無謀なトレードをしないように気をつけてください。

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