ビットコインのマイニング半減期で一体なにが起こるのか

初心者を狙う罠

2021年11月に700万円台の史上最高値を記録したビットコイン価格は、2022年に入って一時250万円台まで落ち込んでしまいました。同年5月に発生したステーブルコイン暴落事案は、仮想通貨全体の信頼性を損なう結果となり、仮想通貨の代表であるビットコイン価格も下落過程にあります。

ウクライナ戦争による景気後退が全世界的規模となり、アメリカの利上げ発表によるドル単独高の影響もあって、世界経済は先の見えない状況です。中期的にも、投資家にとって判断の難しい時期が続くように思われます。このような中、多くの投資家に注目されているのがビットコインの「半減期」と呼ばれるイベントです。


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ビットコインの「半減期」とは

ビットコインのマイニング

マイニングは日本語で「採掘」と訳され、一般的には石油や金などの鉱物を掘り出す行為を指します。ビットコインのマイニングとは「取引データを承認する作業」のことで、マイニングに対する報酬として、マイナー(発掘者)に新規のビットコインが支払われます。

ビットコインの新規発行は、このマイニングを通じてしかおこなわれません。そのため、多くのマイナーが競って採掘活動に力を注いでいます。

なぜ半減期があるのか

ビットコインの発行総量は、2140年までに2100万BTCと上限が決められていて、それ以上は新規に発行されることはありません。ちなみに2020年末の時点で、すでに1850万枚が発行済みとされているので、このままのペースでビットコインの新規発行が続けば、あっという間に2100万枚に到達してしまいます。

新規発行できるビットコインが急激に枯渇してしまうと、急速なインフレが起こる懸念があります。そのような事態を防止するために、新規発行量を調整する「半減期」と呼ばれる措置がとられているのです。

半減期でとられる措置

マイナーたちはマイニングの成功報酬として新規発行されたビットコインを貰えますが、報酬として貰える報酬は一定期間ごとに半減するように設計されています。半減期を迎えると採掘でもらえるビットコインが半分になるので、発行スピードが遅くなるわけです。

過去にもおこなわれてきた半減期

ビットコインには銀行のような発行母体が存在せず、半減期は事前に構築されたプログラムによって自動的に執行されます。ビットコインはこれまで3回、半減期を迎えています。

2012年の半減期

2012年の最初の半減期では、マイニング報酬が(50BTC)から(25BTC)に半減しました。しかし、その後のビットコイン価格には目立った高騰や下落はありませんでした。現在よりもずっと知名度も低く、市場規模も小さかったからです。

2016年の半減期

2度目のビットコインの半減期(2016年)では、マイニング報酬が(25BTC)から(12.5BTC)に半減しました。2016年当時は、ビットコインの市場規模は急成長しており、半減期の直後には価格は少し下落しました。しかし、その後の価格は上昇反転し、半減期の半年後には(80%)もの高騰を見せました。

2020年の半減期

マイニング報酬は(12.5BTC)から(6.25BTC)へと半減しました。埋蔵量の減少から、マイニングの効率が低下していたため、このタイミングでマイニングを辞めるマイナーも多かったといいます。

半減期後一週間は、価格は少し下落したものの、その後は緩やかに上昇しています。半年後の2020年11月には、ビットコイン価格は200万円に到達し、その後ビットコインは歴史的な価格高騰を見せました。

半減期を経てビットコイン価格はこう動く

従前の3回の半減期では、ビットコイン価格は以下のように変動しています

半減期を迎える前⇒高騰する
半減期を迎えた後⇒一時的に下がり、緩やかに上昇する

ビットコイン価格はその年の世界情勢によって刻一刻と変化します。各国の取引規制強化の動向などの不確定な要素もあって、今後も同じように相場が長期的な上昇トレンドを描くかどうかは不明確ですが、予想は大きく外れることはないだろうというのが、多くの評論家の見解です。

半減期をターゲットにしたトレード

次回の半減期は2024年にやってくる

半減期のスケジュールは、プログラミングによって自動的に発動します。これまで4年に一度のペースで執行されてきましたが、4年という期間が定められているわけではありません。

ビットコインのブロックチェーンでは、21万ブロックが生成されるごとに半減期が訪れる仕組みになっているのです。1ブロックが生成されるのに約10分かかるため、以下の計算式によって半減期が約4年であることが推測できます。

(10分)×(21万ブロック)≒(4年)

次回のビットコインの半減期は2024年ということになります。

半減期で考えられる投資戦術

半減期のタイミングをとらえた効率のいいエントリー方法は、理論上このようになります。

半減期の1~2か月前に買う。もしくは、半減期直後のビットコイン下落のタイミングで買う。

相場の予測が難しいとされるビットコイン投資において、半減期前後のタイミングは予想精度が高まるタイミングであることは確かでしょう。もっとも、過去3回の半減期の経験上、半減期前に値上がりを予想して参入する投資家も少なくないと思われるので、おそらく半減期までビットコイン相場は上昇していくでしょう。また、半減期直後の下落反動が想像以上に大きくなるリスクも考えておく必要があります。

いずれにしても、ビットコイン投資は一発勝負ではなく、大ケガしないように「プラスになれば儲けもの」という気持ちでチャレンジするといいと思います。


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